トヨタは「ハリアー」のフルモデルチェンジを行い2020年4月13日発表、6月17日に発売した。この4代目「ハリアー」を購入したからわかる「残念」「良かった」と思った部分をまとめてみた。購入の際の参考にしていただければ幸いです。
4代目 新型ハリアー 残念だと思ってしまう点
トヨタの4代目新型「ハリアー」のオーナーである筆者は3代目「ハリアー」オーナーでもあり多くの進化したポイントが多い中で、購入したからわかる不満に思っているところをまとめてみました。
レーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシスト(LTA)精度が微妙
第2世代の「次世代 Toyota Safety Sense」を搭載しており、当然3代目「ハリアー」に搭載された「Toyota Safety Sense P」よりも精度は良くなっていた。特にレーダークルーズコントロールの進化は実感できた。ですが新機能である「レーントレーシングアシスト(LTA)」は正直使えない。線の判断が曖昧なのかすぐにアシストが切れてしまい逆にハンドル操作を半分委ねていたのに突然アシストが無くなるので逆に事故りかねない。(同様に何台か乗り比べしたが仕様であることがわかった。)購入しているので非常に残念な気持ちである。
2.0L直噴ガソリンエンジン + Direct Shift-CVTモデルに走りは期待できない
「RAV4」は2.5L ハイブリッドモデルと2.0L 直噴エンジンD-4S「Dynamic Force Engine」モデルがあるが、2.0L直噴ガソリンエンジンモデルはどうしても走り出しがモッサリしていて遅いと感じる。ストレスなく走りたいのであれば絶対に 2.5L ハイブリッドモデル を購入するべきである!しかし、3代目ハリアーの2.0Lエンジンよりは新型「RAV4」は新型エンジンと新型CVT(Direct Shift-CVT)により走り出しではやはり差が出ておりRAV4の方がスムーズな加速が可能である。更に個人的にはブレーキを踏んだときの制動距離も 2.0L直噴ガソリンエンジンモデル は長めで効きが少し甘いと感じる、ハイブリッドモデルは回生ブレーキの効果もありブレーキの効きもいい。
ちなみに・・・
筆者は新型「ハリアー」のハイブリッドモデルを購入した。結果走りと燃費で大満足している。
インテリア 内装 もう少し高級感がほしい
新型の内装色は「ブラック」「ブラウン」「グレー」が存在する、写真は「ブラウン」色であるが、旧型の同様のブラウン色「ダークサドルタン」に比べかなり控えめな印象と高級感は旧型の方が高い印象だ。更にグレード「S」でブラウンを選択できない。もう少し幅広くブラウン色を入れて欲しかった。(個人的ですが。)ステアリングホイール周りも高級感に欠ける。
トヨタ ディスプレイオーディオ
トヨタの「8.0インチ ディスプレイオーディオ」を標準装備。「Apple CarPlay」と「Android Auto」を採用する。DCM車載通信機を標準装備。時代の流れですね・・・一言で言えば。携帯電話が「ガラケー」から「スマホ」になる様にナビゲーション市場にも変化の時を迎えたと言うことです。「ナビレス」の選択がないどころか形状が違うため社外ナビを取り付ける「2DINサイズ」すらありません。つまり現在のところ社外ナビの取り付けは不可となります。社外ナビ、「カロッツェリア」「アルパイン」「ケンウッド」を付けたい人(自分も)残念です。
上位グレード「Z」グレード以上で標準、「G」以上でオプションとなる「12.3インチワイドタッチスクリーンT-Connect SDナビゲーションシステム」でDVD、CDが使えない。(オプションなし)スマホに差したり、Bluetoothなどで音楽再生、動画再生が基本なので確かについてないのは時代の流れでも残念です。「12.3インチワイドタッチスクリーンT-Connect SDナビゲーションシステム」がグレード「S」では選択できないのも残念でした。
トヨタ ディスプレイオーディオ ベゼル幅 厚い ありすぎ?
べセル幅がありすぎ?現代とは思えないディスプレイ枠がとても違和感を感じます。 LEXUSなどと差別化をはかる理由もあるかもしれないが流石にやりすぎでは?
「8.0インチ ディスプレイオーディオ」の場合には枠がより広く感じるだろう。デザインとして割り切って使うことになる。他が洗練されたデザインだけにとても残念な印象を受けた。「12.3インチワイドタッチスクリーンT-Connect SDナビゲーションシステム」を選択して購入したのでまだましである。
トヨタ ディスプレイオーディオ 12.3インチワイドが全画面表示不可
「12.3インチワイドタッチスクリーンT-Connect SDナビゲーションシステム」は現在の多くの販売される車の中でも画面サイズはかなり大きくインパクトがある。しかし、画面として仕様できるのは9.0インチ程度であることも確認するべきである。なぜかというと写真でもわかる通り分割して左または右に「クーラー情報」「オーディオ情報」などの表示がでるのだが消すことができず、例えばナビを全画面に表示したり、テレビを全画面表示することはできない。
ヘッドライトの形状
ヘッドライトの形状は旧型の「3連LEDヘッドライト、LEDシーケンシャルターンランプ(流れるウインカー)」が良かったです。新型は「2連LEDヘッドランプ」現在は「LEDシーケンシャルターンランプ(流れるウインカー)」でない。
「3連LEDヘッドライト」の方が高級感があってカッコよく見えませんか?「LEDシーケンシャルターンランプ(流れるウインカー)」は流行りもありますが、まだ廃れてませんよね?
4代目「ハリアー」で雨の日の走行してみるとかなり暗い印象も受けた。(雨の日の走行回数が少ないので今後も使用してみないとわからない。)
パノラミックビューモニターが装備できるグレードが少ない
旧型「ハリアー」も同様ですが、新型でも最上級グレード(Z “Leather Package”、Zにメーカーオプション)でないとパノラミックビューモニターを装備できない。「G “Leather Package”、G、S」には付けられません。筆者は付けているが軽自動車にも装備されておりどのグレードでも選択できていいだろう。
ドリンクホルダーの形状 使いずらい
飲み物をいれるドリンクホルダーの形状が微妙です。理由としてはペッドボトルであれば何も問題がないのですが、缶やコーヒーカップなどを入れた場合に底が深くスッポリハマるのですが、それを回避するために厚底にする部品が別であります。それを都度セッティングしてあげないと缶やコーヒーカップを入れずらいことに少しいらだちを感じます。LEXUS車などではドリンクホルダーの形状が一見似ていますが、底は自動で調節が可能な形状になっており今回の様な困るということはないと思います。もちろん差別化という観点もあるでしょうが、ハリアーほどの高級車であれば標準で同じドリンクホルダーの形状でも決して悪くないのではと思ってしまいます。
荷室サイズは狭い
3代目「ハリアー」は荷室が広く使い勝手がよかった、しかし4代目「ハリアー」はクーペスタイルを取り入れた形状をしているため3代目に比べ実際に積める量がかなりの違いがあった。ボディサイズの割りに入らないことを考慮する必要がある。
トノカバーが標準ではない
トノカバーとは、クルマの荷室の上部に固定されて「目隠し」の役割を果たす装備ですが先代もありませんでしたが今回の新型もオプション装備としての扱いです。ハリアーほどの高級車であれば標準装備されていてもいい気がします。
まとめ
まずは、購入して一番残念だっとのは「レーダークルーズコントロール」「レーントレーシングアシスト(LTA)」精度である。同様の第2世代の「次世代 Toyota Safety Sense」を搭載する、新型「クラウン」新型「アルファード」にも付いているがそれとは驚くほど違いがあり高級路線で売る新型「ハリアー」でこの差は酷いと思ってしまった。今後の改善を是非期待したい。トヨタ ディスプレイオーディオはとてもよくできているが、「12.3インチワイドタッチスクリーンT-Connect SDナビゲーションシステム」の場合には表示できる部分が少ないのでこれもまた残念に感じてしまう。旧型「ハリアー」を購入する際でも付けたいと思った機能が上級グレード(PROGRESS)でしか選択できない。新型でも同様の構成で上級グレード(Z)でなければ「パノラミックビューモニター」「調光パノラマサンルーフ」選択できない点。「“Leather Package”」でないと「快適温熱シート+シートベンチレーション(運転席・助手席)」が装備できない点を是非、今後解決してもらいたいです。
4代目 新型ハリアー 良かったと思う点
直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S「Dynamic Force Engine」+モーター 選んで大正解
購入するギリギリまで4代目「ハリアー」のガソリン車(NA)を購入しようと悩んでいた。最大の理由は車両価格が安いから!更に新型エンジン「直列4気筒 2.0L 直噴エンジン (Dynamic Force Engine)」+Direct Shift-CVTを採用しており30km/hまでの走り出しが遅い点も改善してくれるだろうと思ったからだ。しかし、試乗した個人的な感想として期待していたほどの感覚ではなかった。そこで4代目「ハリアー」のハイブリッド車に最終的には変更して納車を待った。2.5L 直列4気筒 直噴エンジンD-4S「Dynamic Force Engine」+モーターの30km/hまでの走り出しが遅いなんて全く思わず、スムーズな加速感を得られ、気持ちの良い走りができた。価格だけでないストレスの無い走りを求める人には絶対にハイブリッドモデルをお勧めする。
静粛性が高い
今まで色々な車を乗ってきたが「ハリアー」の室内は静かです。色々な所に、音を低減するためにその周囲に吸音遮音材を念入りに配置しておりさすがだなと思います。乗ればわかりますよ。
燃費がいい
実際に1年乗り続けたトータル燃費です。暑い日や寒い日に暖房、冷房を入れてます。何も基本的には気にせず走ってみました。実燃費16.9km/Lです。この車格でこの燃費はすごいです。
旧型ハリアー ハイブリッドで元が取れるまで
燃費と価格を考えたときに非常に悩ましい問題となった。両方のグレード「G」で比較した場合、ガソリンモデルは3,410,000円、ハイブリッドモデルは4,000,000円と590,000円の差額となる。更にハイブリッド車は約157,900円(環境性能割 約95,400円+ 自動車重量税約30,000円+グリーン化特例 約32,500円(翌年度))の減税が受けられるので約430,000円の差額となる。
ここでガソリンの計算となるが約430,000円のガソリン代を埋める場合にどれほど乗ればお得となるのか検証する。現実的に上記記載の実燃費を元に計算すると。
ガソリン車(2WD)の燃費はWLCTモード燃費:15.0km/L(13.0km/L)ハイブリッド車(2WD)の燃費はWLCTモード燃費:19.0km/L(17.0km/L)で計算。
ガソリン価格 1L 130円の場合
ガソリンモデル 10,000km=100,000円
ハイブリッド車 10,000km=76,470円
10,000km走って23,530円しか差がでないので100,000km走っても235,300円しか差がでず。約200,000km乗らないと差が埋まらないことに・・・
通常5年ほどで新車を手放す可能性が高いかもしくは100,000kmと考えてもハイブリッド車を選ぶと-264,700円となる。ハイブリッド車だからと言って安易に選ぶことができない。更に、「ハリアー」の場合エクステリアデザインにハイブリッドとの差がなくドヤ顔できる訳でもない。
次世代 Toyota Safety Sense の素晴らしさ
2018年1月8日発売開始した新型アルファード /ヴェルファイアに搭載した第2世代の「次世代 Toyota Safety Sense」を新型ハリアーにも全車標準搭載。乗ればわかる違いは3代目に搭載されていない機能はいくつもあった。
「レーントレーシングアシスト(LTA)」高速道路や自動車専用道路を走行中、レーダークルーズコントロールの作動時にレーントレーシングアシスト[LTA]のスイッチをONにすると車線維持に必要なステアリング操作支援を行う。ものだが、半自動運転に近いステアリング操作をアシストしてくれる。
「先行車発進告知機能 」先行車の発進に気づかずそのままでいる場合には、ブザーとディスプレイ表示でお知らせしてくれるので遅れることが減った。
「アダプティブハイビームシステム(AHS)」カメラによって対向車のヘッドランプ、または先行車のテールランプを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替える。ハイビームで走ることがほぼなかったが、自動で切り替わるのではじめは違和感があるが暗い場所では視界よく走行できた。
ブラインドスポットモニター(BSM)
60系 3代目「ハリアー」で付いていない。パッケージ外では「ブラインドスポットモニター(BSM)」隣の車線を走る車両をレーダーで検知。車両が死角エリアに入ると、ドアミラーに搭載されたLEDインジケーターを点灯してくれるので車線変更が圧倒的に楽になりました。SUVは車高が高いため左側に低い車などが見えず左側に車線変更するときなどに「ヒヤ」とした経験が何度もあるがドアミラーに搭載されたLEDインジケーターの点灯で見えない車もいることが確認できるようになったので絶対にSUVに付いていてほしい機能だ。
デジタルインナーミラー (前後方録画機能付)
「デジタルインナーミラー (前後方録画機能付) 」車両後部に取り付けたカメラの映像をルームミラーに表示する。更に録画機能を備える。解像度も悪くなく夜でも見やすいです。荷物を多く入れることも多いのでルームミラーが見えなくなる心配もないです。
ディスプレイオーディオ採用
ディスプレイオーディオを標準装備し「Apple CarPlay」と「Android Auto」を採用する。さらに、専用通信機DCMを全車に標準搭載し、T-Connectサービスを3年間無料で提供。グレードにより大型ディスプレイオーディオが採用される。上位グレード「Z」で標準、その他オプションで「12.3インチのタッチスクリーン」「JBLプレミアムサウンド」「ヘッドアップディスプレイ」を採用する。
「Apple CarPlay」と「Android Auto」を採用しており、標準のナビ以外にいくつもの地図が利用可能になったことになる。渋滞回避や細かな道を使いたい場合などに「Google」を利用することがいいだろう。メーター回りは3代目ハリアーを継承しながら新しい7インチディスプレイを採用している。全体的に見やすくなった印象だ。
リモートスタート(アプリ)MyTOYOTAアプリからエンジンスタート・エアコン起動が可能になる新しいオプションサービス。暖房や冷房を事前に付けることができるので便利です。
快適性について
今までは金額的な話をしてきたが、快適性の話もしたい。「直列4気筒2.0L直噴エンジン+Direct Shift-CVT」モデルは金額面では申し分ないが、快適な面で言うとそうでもない。筆者は、3代目ハリアーや4代目RAV4のガソリン 2.0Lに乗った経験があるが非常に走り出しが遅いと言う感想だ。車重に対してトルクが足りない、Direct Shift-CVTで改善されたとしても遅いと感じるはずだ。「直列4気筒 2.5L直噴エンジン+モーター」はトヨタお得意のハイブリッドシステムであり、走り出しはモーターのみで走行することになるがトルクはモーターの得意分野でありとてもいい走り出しが期待できる。更に海外モデルの「ヴェンザ」はこのハイブリッドエンジン仕様のみを採用。海外でも通用する走りを可能にしていることを証明している。更に、「レーダークルーズコントロール」を使用時では電気制御とハイブリッドの相性がいいので違いが出る可能性が高い。快適性能では「ハイブリッド車」をおすすめする。
3代目「ハリアー」と4代目「ハリアー」の安全装備比較
システム装備 | 3代目 ハリアー |
4代目 新型 ハリアー |
|
---|---|---|---|
Toyota Safety Sense |
衝突回避支援型 プリクラッシュ セーフティ |
◯ 昼間歩行者 |
◯ 昼・夜間歩行者 自転車 |
レーンディパーチャー アラート (ステアリング 制御機能付) |
◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 ふらつき警報 |
◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 道路端 検出 ふらつき警報 |
|
アダプティブ ハイビームシステム |
◯ | ◯ | |
レーダークルーズ コントロール (全車速追従機能付) |
◯ | ◯ | |
レーント レーシングアシスト |
– | ◯ | |
ロードサインアシスト | – | ◯ | |
先行車発進告知 | – | ◯ | |
予防 安全 装備 |
ブラインドスポット モニター |
– | ◯ |
インテリジェント クリアランスソナー |
◯ | ◯ | |
リヤクロストラフィック オートブレーキ |
– | ◯ | |
シンプルインテリジェント パーキングアシスト |
– | ◯ | |
ドライブスタート コントロール |
◯ | ◯ | |
ヒルスタート アシストコントロール |
◯ | ◯ | |
パノラミックビュー モニター |
– | ◯ | |
快適 装備 |
快適温熱シート+ シートベンチレーション |
◯ | ◯ |
デジタルインナーミラー (前後方録画機能付) |
– | ◯ | |
ITS Connect | – | ◯ | |
ヘルプネット | – | ◯ | |
電動パーキングブレーキ &ホールド |
◯ | ◯ | |
パワーシート | ◯ | ◯ | |
マイコンプリセット ドライビングポジション システム |
◯ | ◯ | |
ハンズフリー パワーバックドア |
– | ◯ | |
ヘッドアップ ディスプレイ |
– | ◯ | |
運転席オート スライドアウェイ |
◯ | ◯ | |
電動チルト& テレスコピック ステアリング |
– | ◯ | |
ナビレス | ◯ | – | |
トヨタ ディスプレイ オーディオ |
– | ◯ | |
車載通信機(DCM) | – | ◯ |
トヨタ 新型ハリアーから旧型ハリアーで安全技術の進化を大胆予想
まとめ
「TNGA-Kプラットフォーム」と呼ばれる新開発のプラットフォームを採用し、ボディ剛性を高めた、更に最大熱効率40%以上を実現したエンジン直列4気筒 2.0L 直噴エンジン搭載 「Dynamic Force Engine」が搭載したことで今までのハリアーよりもワンランク上の上質で快適な走りが可能となった。新型ではハイブリッド仕様には2WD車を設定し選択肢を拡張した。4WD必要ない人も今までいたので価格を抑えてハイブリッド車に乗りたい人にはとてもいいことだろう。
エクステリアで「S」「G」で比較すると「フロントやリヤのメッキ加工」や「LEDデイライト」など、見た目や細かな便利な機能を含めると「G」を選択したい。
次世代のToyota Safety Senseは今までのToyota Safety Senseに比べ、検知する精度や項目が増えたことで安全技術として格段に向上している。予防&快適装備も充実させた事で、更に圧倒的にドライバーの負荷を軽減される。旧型が時代遅れではないがこの3年あまりでの進化がそのまま反映されることになる。旧型からの乗り換えも視野に十分入るだろう。
グレード「S」「G」「G “Leather Package”」「Z」「Z “Leather Package”」に加えハイブリッド車・ガソリン車からの選択なので非常に悩むことになる。ハイブリッド車とガソリン車ならガソリン車の方がトータルコストが安い。快適な走行を求めるならハイブリッドも選択肢に入れるべきだ。
インテリアは「パワーバックドア」や「イルミネーテッドエントリーシステム」「パワーバックドア」「デジタルインナーミラー」などの高級車だよねやっぱりハリアーはといった機能が標準で装備されており好き付きではあるがやっぱり「G」を選択したい。先進技術や安全装備も何かと欠けているのは嫌なのでやっぱり「G」を選択したい。300万円以上の車に30万円の差であるのであれば「G」を選択して問題ないですよ本当に。
インテリアも旧型も高級感があるが、更に「12.3インチのタッチスクリーン」「JBLプレミアムサウンド」や「ヘッドアップディスプレイ」を採用することで先進性や快適性がアップしている。どのグレードも価格は30万円ほどアップするが納得の装備だけに価格上昇は当然と言えそうだ。
更にフルモデルチェンジした装備をより実感したい人は「12.3インチT-Connect SDナビゲーションシステム」や「ハンズフリーパワーバックドア」「カラーヘッドアップディスプレイ」を搭載している「Z」をおすすめしたい。
結論、新型ハリアーで一番おすすめは「ハイブリッド車」「Z」である!!余裕があるなら「ハイブリッド車」「Z “Leather Package” 」を考えて商談に望んでもらいたい。
新型ハリアー 4代目 フルモデルチェンジについて
トヨタは「ハリアー」のフルモデルチェンジを行い2020年4月13日発表、6月17日に発売。見て、乗って、走り出した瞬間に心に響く感性品質を重視。実用性や数値一辺倒ではない、人の心を優雅に満たしてくれるただひとつの存在を目指したとした。
約7年ぶり(6年半)のフルモデルチェンジとなった今回は、エクステリアのデザインはキープコンセプトである。
TNGA(Toyota New Global Architecture)「TNGA-Kプラットフォーム」採用。
洗練された「伝統的なフロントグリル」を採用。 ヘッドライトの形状はより鋭く、2つのL字型、DRL(デイタイムランニングライト)「シグネチャーランプ」を採用し個性と先進性を強調。
横一文字に光る「リアコンビネーションランプ」。
次世代「Toyota Safety Sense 」を全車標準搭載。
新型エンジン「直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S(Dynamic Force Engine)」とを採用。+「高性能マルチステージTHSⅡ」のハイブリッドシステムを搭載。
上級グレード「Z」以上で「12.3インチワイドタッチスクリーン T-Connect SDナビゲーションシステム」を搭載。
見た瞬間「ハリアー」だとわかるが、より洗練された「伝統的なフロントグリル」を採用。歴代のハリアーに採用された「チュウヒ(宙飛)」鷹 エンブレムを廃止、新たに「トヨタエンブレム」を採用。ヘッドライトの形状はより鋭く、2つのL字型、DRL(デイタイムランニングライト)「シグネチャーランプ」を採用し個性と先進性を強調。「LEDヘッドライト(アダプティブハイビームシステム[AHS])」採用。
シンプルな構成でありながらもダイナミックにボディ断面が変化しているサイドビューが、豊かな表情を創出するとともに強い動感を表現。流麗なクーペフォルムとしリアは、レクサス「UX」や「カイエンクーペ」の様な細く、鋭く、横一文字に光る「リアコンビネーションランプ&LEDハイマウントストップランプ(Z “Leather Package”、Zに標準装備)」を採用し存在感を付与。
彩度を抑えたカラーを中心に全7色を設定。ボディカラーは「プレシャスブラックパール」に塗装面の傷を自動的に修復してくれる塗装技術「セルフリストアリングコート」を採用。
今回は2015年12月9日に発売が開始された新型「プリウス」に採用されているTNGA(Toyota New Global Architecture)「TNGA-Kプラットフォーム」と呼ばれる新開発のプラットフォームを採用することによって、旧型モデルよりも広い室内空間を得ることが可能。高い空力性能を実現するなど、新開発のプラットフォームを採用により「低重心化」「ボディ剛性が1.78倍UP」し旧型モデルから大幅な進化を果たす。サスペンションは、フロントに「マクファーソンストラット式」、リヤに「ダブルウィッシュボーン式」を採用。徹底的な走り込みとチューニングを重ね、重厚感としなやかさを併せ持つ「乗り味」を追求。走り出した瞬間や高速走行時の車両挙動の収束性を向上するため、極微低速域でもスムーズなストロークの動きを確保した「ショックアブソーバー」を採用。静粛性を高めるべく多くの制振材、遮音材をエンジンルーム、フロア下、ドア廻り、フロント・リヤライナー、車室内などに採用し「上質・優雅・都会風」雅(MIYABI)を目指した乗り味とした。2世代の「次世代Toyota Safety Sense 」を全車標準搭載する。
グレードは、「ガソリン車」「ハイブリッド車」それぞれに「Z」「G」「S」を設定「Z」と「G」にはシートに本革を採用した 「“Leather Package”」をラインナップ。ダウンサイジングターボ「2.0Lターボエンジン 8AR-FTS」は廃止となる。
ガソリンエンジンには、新型「RAV4」と同じ最大熱効率40%以上を実現した「直列4気筒 2.0L 直噴エンジン搭載 Dynamic Force Engine」+「Direct Shift-CVT」が搭載される。ハイブリッドモデルは新型「カムリ」と同様の直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S「Dynamic Force Engine」と小型・軽量化されたハイブリッドシステム「高性能マルチステージTHSⅡ」を採用し燃費向上を果たす。JC08モード燃費:21.4km/Lから24.0km/Lとなる。
「8.0インチディスプレイオーディオ」を標準装備、「Apple CarPlay」と「Android Auto」を採用する。専用通信機DCMを全車に標準搭載し、T-Connectサービスを3年間無料で提供。オプションと上級グレード「Z」以上で「12.3インチワイドタッチスクリーン T-Connect SDナビゲーションシステム」を搭載している。
新型 ハリアー 4代目 サイズについて
ハリアーは全長は旧型よりも多少大きくなる。全長4,740mm(+15mm)全幅1,855mm(+20mm)全高1,660mm(-30mm)ホイールベースはRAV4と共通なので2,690mm(+30mm)となる。しかし最小回転半径が短いなどもあり、体感的に差は感じないはずだ。
サイズ | 新型RAV4 | 新型ハリアー | 3代目ハリアー | Lexus NX |
---|---|---|---|---|
全長 | 4,600mm | 4,740mm | 4,725mm | 4,640mm |
全幅 | 1,855mm | 1,855mm | 1,835mm | 1,845mm |
全高 | 1,690mm | 1,660mm | 1,690mm | 1,645mm |
ホイールベース | 2,690mm | 2,660mm | ||
最小回転 半径 |
5.5m~5.7m | 5.6m〜5.7m | 5.4m〜5.7m | |
最低地上高 | 195mm | 160~190mm | 170mm |
トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー TNGA についてまとめ
トヨタ 4代目 新型 ハリアー 「チュウヒ(宙飛)」鷹 エンブレムを廃止した理由は?
新型ハリアー 4代目 インテリアについて
インテリアのデザインは「C-HR」や「RAV4」などより高級感のあるデザインや加工が施される。海外のみで販売される「ハイランダー」のインテリアデザインに近い。ちなみに新型「ハイランダー」では12.3インチのタッチスクリーンを備えたディスプレイオーディオを採用しグレードにより大型ディスプレイオーディオが採用される。
新型ハリアーでは上位グレード「Z」グレード以上で標準、「G」グレード以上でオプションで「12.3インチワイドタッチスクリーンT-Connect SDナビゲーションシステム」「JBLプレミアムサウンドシステム(9スピーカー)」を採用する。更に「カラーヘッドアップディスプレイ」を搭載。「Apple CarPlay」と「Android Auto」を採用する。DCM車載通信機を標準装備。
ステアリングホイールとメーターは新型クラウンと同様に「G」グレード以上で「オプティトロン2眼メーター」と「マルチインフォメーションディスプレイ(7インチTFTカラー)」を採用。エアコンとオーディオをタッチ操作できる静電式ヒーターコントロールパネルも採用。
インテリアカラーは合成皮革「ブラック」「ブラウン」「グレー」の3色を本革は「ブラック」「ブラウン」の2色を採用する。調光ガラスを用いた「電動シェード付パノラマルーフ」をトヨタ自動車初採用。(Z “Leather Package”、Zにメーカーオプション)
新型ハリアーのシフトノブ回りに「電動パーキングブレーキ&ホールド」を採用。「エンジンスタートボタン」を押したタイミングで「ホールド」ボタンを押せる位置に配置した所は流石は「トヨタ」と言った感じだ。
歴代のハリアーに採用された「チュウヒ(宙飛)」 鷹ロゴを室内に施している。アクセルペダルはオルガン式を採用した。花粉、アレルギー物質、ニオイ、カビ菌、菌・ウイルス、PM2.5などを除去するパナソニックの「ナノイーX」が標準装備。
視界向上
先代「ハリアー」ではSUVならではのサイドの視界が非常に悪かった。特に交差点などの侵入時には「サイドミラー」と「Aピラー」がほぼ視界を遮り見えないことがよくあり覗き込みながら注意して走行する。
新型は「サイドミラー」と「Aピラー」の間に隙間ができており視界は先代「ハリアー」より格段によくなっているのがわかる。
トヨタ 新型ハイランダーは4代目 新型ハリアーか?共通点を検証してみた!
新型ハリアー 4代目 トヨタ ディスプレイオーディオについて
スマートフォンをUSBケーブルで接続することで連携が可能(「Apple CarPlay」と「Android Auto」に標準対応 、SDL(Smart Device Link)「TCスマホナビ」「LINEカーナビ」「LINE MUSIC」など)となり、日常利用している地図アプリや音楽などをディスプレイで操作・利用が可能。テレビを見る場合には「TV(フルセグ)オプション」価格33,000円[税込]の申し込みが必要となる。「ナビレス」の選択がないどころか形状が違うため社外ナビを取り付ける「2DINサイズ」すらありません。つまり現在のところ社外ナビの取り付けは不可となります。
社外ナビ、「カロッツェリア」「アルパイン」「ケンウッド」を付けたい人は新型を買うのではなく旧型「ハリアー」を買う選択になる。
トヨタ ディスプレイオーディオ Apple CarPlay や Android Auto 対応
トヨタ ディスプレイオーディオ 「Apple CarPlay」「 Android Auto」標準設定
トヨタ ディスプレイオーディオ 疑問を解決 社外 ナビメーカーどうする?
新型ハリアー 4代目 ボディカラー 全7色について
お勧めのボディカラーは「プレシャスブラックパール<219>(メーカーオプション)」である。ハリアーといえば街でも半分以上は「ブラック<202>」であり筆者もブラックを所有しているが存在感があり高級感がアップするので選ぶことをお勧めするが、今回、塗装技術「セルフリストアリングコート」を採用しており傷が目立ちやすい「ブラック」系でも安心して乗ることができるカラー色である。
プレシャスブラックパール<219> ※(+55,000円)
スレートグレーメタリック<1K9>
ホワイトパールクリスタルシャイン<070>※(+38,500円)
ブラック<202>
センシュアルレッドマイカ<3T3>※(+38,500円)
スティールブロンドメタリック<4X1>※(+5,500円)
ダークブルーマイカ<8X8>
※メーカーオプション
新型ハリアー 4代目 塗装技術「セルフリストアリングコート」を採用
洗車などによる小さなすり傷を自己修復する塗装技術「セルフリストアリングコート」を採用。分子レベルで結合しやすい特製を備えており、新車時の光沢とカラーを長期にわたり保持することに貢献する。
新型ハリアー 4代目 エンジンについて
エンジンも新型RAV4と同じ世界トップレベル最大熱効率40%以上を実現したエンジン直列4気筒 2.0L 直噴エンジン搭載 「Dynamic Force Engine」が搭載される。ハイブリッドモデルには、より小型・軽量化されたハイブリッドシステム「高性能マルチステージTHSⅡ」を採用し燃費向上を果たす。最大熱効率41%を実現する直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S「Dynamic Force Engine」を搭載。同時に、緻密な制御による高レスポンス化と全速度域での高トルク化など、 多くの新技術の採用により全面的に見直し、大幅に進化した。
新型ハリアー ガソリン車
新型 直列4気筒2.0L直噴エンジン「Dynamic Force Engine(2.0L)」
新型エンジンは、高速燃焼技術、可変制御システムの採用のほか、排気・冷却・機械作動時などの様々なエネルギーロスを少なくして熱効率を向上させるとともに高出力を実現。その結果、新開発の2.0Lガソリン車用エンジン・ハイブリッド車(HV)用エンジンは、それぞれ、世界トップレベルの熱効率40%・41%を達成した。また、従来型エンジンに比べて、低回転から高回転まで全域でトルクアップを実現すると同時に、各国の排気規制にも先行して対応した。
新型「無段変速機(CVT)」Direct Shift-CVT
ダイレクトでスムースな走りと旧型比+6%の優れた燃費性能を実現。発進用ギヤを採用することでベルト効率を悪化させることなく変速比幅を15%拡大した。
スペック | 3代目 ハリアー | 4代目 新型 ハリアー |
---|---|---|
エンジン | 直列4気筒2.0L ガソリンエンジン |
直列4気筒2.0L 直噴ガソリンエンジン 「Dynamic Force Engine」 |
最高出力 | 112kw(152ps)/ 6,100rpm |
126kW(171ps)/ 6,600rpm |
最大トルク | 193Nm(19.7kgm)/ 3,800rpm |
207Nm(21.1kgf・m)/ |
トランス ミッション |
Super CVT-i |
Direct Shift-CVT |
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD | 2WD(FF)/4WD |
JC08モード 燃費 |
14.8〜16.0km/L | – |
WLTCモード 燃費 |
– | 15.4km/L(2WD) 14.7km/L(4WD) |
価格(10%) | 3,004,100円〜 4,404,400円 |
2,990,000円〜 4,430,000円 |
新型ハリアー ハイブリッド車
旧型では4WD(E-Four)のみであったが、新型ではハイブリッド仕様には2WD車を設定し選択肢を拡張した。
トヨタハイブリッドシステム(THSⅡ)
4代目プリウスに採用された小型・軽量・低損失化技術を継承し、2.5Lエンジン用ハイブリッドシステムを一新するとともに、高性能マルチステージTHSⅡを新開発した。
2.5LのTHSⅡは、小型・軽量・低損失化技術と、TNGAによる新型エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジー効果により、優れた動力性能・低燃費を高次元で追求している。
マルチステージTHSⅡは、ハイブリッド車の走りのイメージを一新する高い発進加速性能とダイレクト感溢れる走りを実現。高速走行時のシステム効率の向上に加え、高車速域でもエンジン間欠運転を可能にすることで高速燃費を向上している。
スペック | 旧型ハリアー | 新型 ハリアー | |
---|---|---|---|
エンジン | 直列4気筒 2.5L エンジン 「2AR-FXE」 +モーター(THS II) |
直列4気筒 2.5L 直噴エンジン 「Dynamic Force Engine」 +モーター(THS II) |
|
最高出力 | 112kw(152ps)/ 6,100rpm |
131kW(178ps)/ 5,700rpm |
|
最大トルク | 206Nm(21.0kgm)/ 4,400-4,800rpm |
221Nm(22.5kgm)/ |
|
フロントモーター 最高出力 |
105kW(143ps) | 88kw(120ps) | |
フロントモーター 最大トルク |
270Nm(27.5kgm) | 202Nm(20.6kgm) | |
リアモーター 最高出力 |
50kW(68ps) | – | 40kW(54ps) |
リアモーター 最大トルク |
139Nm(14.2kgfm) | – | 121Nm(12.3kgfm) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | ||
駆動方式 | 4WD(E-Four) | 2WD(FF) | 4WD(E-Four) |
JC08モード燃費 | 21.4km/L |
26.4~27.4km/L |
26.3km/L |
WLTCモード燃費 | – | 22.3km/L | 21.6km/L |
価格(10%) | 3,844,500円〜 5,045,700円 |
3,580,000円〜 5,040,000円 |
3代目ハリアーと4代目ハリアーは価格(10%)で比較すると4代目の方が価格は安い。装備を含めると更にお得である。
トヨタ 新型 直列4気筒2.5L直噴エンジン 新型 8速・10速AT ミッション TNGAにより一新 2016年12月6日発表
トヨタ 新型ハリアー VS 旧型ハリアー 何が変わったのか? スペック 新旧 徹底比較
新型ハリアー 4代目 第2世代の次世代 Toyota Safety Sense の主な特長
2018年1月8日発売開始する新型アルファード /ヴェルファイアに搭載した第2世代の「次世代 Toyota Safety Sense」全車標準搭載する。
レーザーレーダーとカメラを用いて優れた認識性能・信頼性を確保するとともに、衝突回避支援型PCS、LDA、AHBをパッケージ化。高速域まで対応する衝突回避支援/被害軽減性能を確保している。上記の通り、トヨタセーフティセンスPのプリクラッシュブレーキでは、歩行者との相対速度が約30km/h以内の場合に衝突回避を支援し、車両の場合だと10km/h~最高速の幅広い速度域で作動する。
旧型のトヨタセーフティセンスPに比べ、昼間の自転車や夜間の歩行も検知可能となった「プリクラッシュセーフティ」や、前方車両との車間距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」の作動時に、車線維持に必要なステアリング操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」を搭載。
歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ(PCS) レーザーレーダーとカメラを用いて前方の障害物を検知し、衝突の危険がある場合、まずドライバーにブザーとディスプレイ表示で警報を出すことでブレーキを踏むように促す。ドライバーが衝突の危険に気づいてブレーキを踏んだ場合、強力なブレーキアシストが作動。また、仮にブレーキを踏まなかった場合でも、例えば、停止車両に対し自車の速度が30km/hの場合は、自動ブレーキにより約30km/hの減速を行い、衝突回避を支援。自動ブレーキは約10~80km/hの幅広い速度域で作動し、実際に発生している追突事故の80%以上に対応。歩行者に対しては夜間でも同じく約10km/h~80km/hの範囲でPCSの自動ブレーキが作動するようになった。
ロードサインアシスト(RSA) 検知対象を拡大し、ほか、また、道路脇にある「制限速度」「一時停止」「進入禁止」「はみ出し禁止」といった主要な交通標識を読み取ってインパネに表示する。
レーンディパーチャーアラート(LDA) カメラによって走行車線の白線や黄線を認識し、車線逸脱の可能性を検知した場合にはブザーとディスプレイ表示でドライバーに警報を出すことで、車線逸脱による衝突事故の回避を支援。
アダプティブハイビームシステム(AHS)(Z “Leather Package”、Z、G “Leather Package”、Gに標準装備) /オートマチックハイビーム(AHB)(Sに標準装備)カメラによって対向車のヘッドランプ、または先行車のテールランプを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えることで、他の車両のドライバーの眩惑を低減するとともに、夜間の前方視界確保を支援。
レーダークルーズコントロール 先行車との車間距離の検知にミリ波レーダーを使用し、設定車速内で先行車の車速に合わせて速度を調節することで一定の車間距離を保ちながら追従走行できるレーダークルーズコントロールを採用。前方車両の車線変更をミリ波レーダーとカメラで検知し、よりスムーズな加減速制御を実現。トヨタはモビリティ社会の究極の願いである「交通事故死傷者ゼロ」を目指し、「統合安全コンセプト」に基づいた各種の安全装備・システムを研究・開発し、「より安全な車両・技術開発」に邁進するとともに、「交通環境整備への参画」「人に対する交通安全啓発活動」を通じ、交通安全への幅広い取り組みを強化している。
レーントレーシングアシスト(LTA) レクサス 新型LSシリーズに搭載されたレーントレーシングアシスト[LTA]を次世代 Toyota Safety Sense Pに初採用。 高速道路や自動車専用道路を走行中、レーダークルーズコントロールの作動時にレーントレーシングアシスト[LTA]のスイッチをONにすると車線維持に必要なステアリング操作支援を行う。
先行車発進告知機能 信号待ちや渋滞で先行車に続いて停止し、先行車の発進に気づかずそのままでいる場合には、ブザーとディスプレイ表示でお知らせ。
トヨタ 第2世代版 Toyota Safety Senseを2018年より導入 比較 変更点
新型ハリアー 4代目 アダプティブLEDヘッドライト AHSを採用
現在、トヨタ車では新型「プリウスPHV」「クラウン」「アルファード」「ヴェルファイア」「センチュリー」にのみ採用されている。アダプティブLEDヘッドライトは、夜間にハイビームで走行していると、前方車両や対向車両に光が当たる部分だけを自動的に遮光することを可能にしたシステムで前方カメラで、先行車のテールランプや対向車のヘッドライトを判別。先行車や対向車に直接ハイビームを当てないように部分的に遮光。
新型ハリアー 4代目 予防安全装備
インテリジェントクリアランスソナー(全車標準装備) アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し、被害の軽減に寄与するシステム。車庫入れなどの運転時、静止物への接近を表示とブザーで知らせる「クリアランスソナー」に、静止物との接触を緩和する機能を追加。ソナーはコンビニなどのガラスもしっかり検知。低速走行時(15km/h以下)に進行方向にある静止物を検知している場合、ハイブリッドシステム出力を抑制し、さらに距離が縮まると自動的にブレーキをかける。
ブラインドスポットモニター(BSM)(Z “Leather Package”、Zに標準装備、G “Leather Package”、G、Sはメーカーオプション) 隣の車線を走る車両をレーダーで検知。車両が死角エリアに入ると、ドアミラーに搭載されたLEDインジケーターを点灯。
リヤクロストラフィックオートブレーキ(Z “Leather Package”、Zに標準装備、G “Leather Package”、G、Sはメーカーオプション)後退時の死角を検知し、注意を喚起。衝突の危険性がある場合は自動的にブレーキ制御を行うことで接近車両との衝突被害軽減をサポートします。
緊急ブレーキシグナル(ハザードランプ点滅式) 急ブレーキをかけると、ハザードランプが自動的に点滅。
デジタルインナーミラー (前後方録画機能付) トヨタ初 車両後部に取り付けたカメラの映像をルームミラーに表示する。更に録画機能を備える。
リモートスタート(アプリ)MyTOYOTAアプリからエンジンスタート・エアコン起動が可能になる新しいオプションサービス。
インテリジェントパーキングアシスト2(巻き込み警報機能+バックガイドモニター機能+音声案内機能付)
新型ハリアー 4代目 トヨタ コネクテッド T-Connect DCMパッケージ 全車標準搭載
トヨタは2002年から車載通信機DCMを実用化。2011年にトヨタスマートセンター、クラウドを構築している。T-Connect SDナビゲーションシステムとDCMが装備され3年間無料クルマ見守り、マップオンデマンド、エージェント、オペレーターサービスが可能。
マップオンデマンド(3年間無料) 新しい道路情報を自動更新してくれる。
エージェント(音声対話サービス) 話しかけるだけでエージェントが目的地を探してくれる。
エージェント(先読み情報案内サービス) 行き先を予測して役立つ情報を教えてくれる。
LINEマイカーアカウント LINEを通じて、ナビの目的地登録や天気・距離・所要時間・給油要否・出発時間の確認。
オペレーターサービス 24時間365日、専用オペレーターがナビ操作を行う。マイカーSecurity[アラーム通知/車両の位置追跡・警備員の派遣/エンジン始動通知/カーファインダー(停車位置確認)/うっかり通知/リモート確認]車両盗難・車上荒らしなどがあった時や、ドアロックの閉め忘れなどがあった時、さらに自車の位置を確認したい時、メールやスマートフォンを通じて適切な対応が行えます。
ヘルプネット(ワンタッチタイプ)【車内専用ボタン付】 突然の事故や急病時に、専門オペレーターが警察や消防に取り次ぎ、迅速な緊急車両の手配を行います。
リモートメンテナンスサービス [eケア(走行アドバイス)]警告灯点灯時に、お客様から販売店にお問い合わせされた場合、またはトヨタ販売店からお客様にご連絡する場合に、クルマから発信される情報を基に適切なアドバイスが可能です。[eケア(ヘルスチェックレポート)]クルマのバッテリーの状態、警告灯点灯状態などについて、T-Connectスマホアプリで確認できます。またトヨタ販売店からは、クルマから発信される情報をもとに最適なメンテナンスのアドバイスが可能です。 [マイカーカスタマイズ]車両カスタマイズ項目の一部分を、T-Connectスマホアプリより遠隔で設定可能です。
新型ハリアー 4代目 装備一覧
3代目「ハリアー」が採用している「Toyota Safety Sense P」から、4代目 新型「ハリアー」になり「次世代Toyota Safety Sense」を採用することで大幅に機能追加と安全性の向上を果たすことになる。
「プリクラッシュセーフティ」では夜間歩行者と自転車でも認識可能となり、「レーンディパーチャーアラート」では道路の検出項目を増やし、「レーントレーシングアシスト」によりレーダークルーズコントロール使用時に、同一車線内中央を走行できるよう、ドライバーのステアリング操作をアシスト、ドライバーの負担低減する。
ロードサインアシストにより道路標識(「制限速度」「一時停止」「進入禁止」「はみ出し禁止」)をインパネに表示することで見忘れを防止してくれる。
現在は支流となっている「ブラインドスポットモニター(後方車両接近警報)」旧型モデルでは採用されていないが新型になり採用される。同様のセンサーを活用した「リヤクロストラフィックアラート」で後方車両を検知して追突軽減をおこなえる。見た目以上に、3代目と4代目では大幅な進化を果たしている。
システム装備 | 3代目 ハリアー |
4代目 新型 ハリアー |
|
---|---|---|---|
Toyota Safety Sense |
衝突回避支援型 プリクラッシュ セーフティ |
◯ 昼間歩行者 |
◯ 昼・夜間歩行者 自転車 |
レーンディパーチャー アラート (ステアリング 制御機能付) |
◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 ふらつき警報 |
◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 道路端 検出 ふらつき警報 |
|
アダプティブ ハイビームシステム |
◯ | ◯ | |
レーダークルーズ コントロール (全車速追従機能付) |
◯ | ◯ | |
レーント レーシングアシスト |
– | ◯ | |
ロードサインアシスト | – | ◯ | |
先行車発進告知 | – | ◯ | |
予防 安全 装備 |
ブラインドスポット モニター |
– | ◯ |
インテリジェント クリアランスソナー |
◯ | ◯ | |
リヤクロストラフィック |
– | ◯ | |
シンプルインテリジェント パーキングアシスト |
– | ◯ | |
ドライブスタート コントロール |
◯ | ◯ | |
ヒルスタート アシストコントロール |
◯ | ◯ | |
パノラミックビュー モニター |
– | ◯ | |
快適 装備 |
快適温熱シート+ シートベンチレーション |
◯ | ◯ |
デジタルインナーミラー (前後方録画機能付) |
– | ◯ | |
ITS Connect | – | ◯ | |
ヘルプネット | – | ◯ | |
電動パーキングブレーキ &ホールド |
◯ | ◯ | |
パワーシート | ◯ | ◯ | |
マイコンプリセット ドライビングポジション システム |
◯ | ◯ | |
ハンズフリー パワーバックドア |
– | ◯ | |
ヘッドアップ ディスプレイ |
– | ◯ | |
運転席オート スライドアウェイ |
◯ | ◯ | |
電動チルト& テレスコピック ステアリング |
– | ◯ | |
ナビレス | ◯ | – | |
トヨタ ディスプレイ オーディオ |
– | ◯ | |
車載通信機(DCM) | – | ◯ |
トヨタ 新型ハリアーから旧型ハリアーで安全技術の進化を大胆予想
新型ハリアー 4代目と新型 RAV4 装備の違いについて
トヨタの中での位置付けは「RAV4」は「ハリアー」より格下でありハリアーは高級SUVというカテゴリーである。そのため、新型「RAV4」よりもいくつか機能が優れているまたは装備が付いている部分があるので紹介したい。
システム装備 | 5代目 新型 RAV4 |
4代目 新型 ハリアー |
|
---|---|---|---|
Toyota Safety Sense |
衝突回避支援型 プリクラッシュ セーフティ |
◯ 昼・夜間歩行者 自転車 |
◯ 昼・夜間歩行者 自転車 |
レーンディパーチャー アラート (ステアリング 制御機能付) |
◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 道路端 検出 ふらつき警報 |
◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 道路端 検出 ふらつき警報 |
|
オートマチック ハイビーム |
◯ | ◯ | |
アダプティブ ハイビームシステム |
– | ◯ | |
レーダークルーズ コントロール (全車速追従機能付) |
◯ | ◯ | |
レーント レーシングアシスト |
◯ | ◯ | |
ロードサインアシスト | ◯ | ◯ | |
先行車発進告知 | ◯ | ◯ | |
予防 安全 装備 |
ブラインド スポットモニター |
◯ | ◯ |
インテリジェント クリアランスソナー |
◯ | ◯ | |
リヤクロストラフィック |
◯ | ◯ | |
シンプルインテリジェント パーキングアシスト |
◯ | ◯ | |
ドライブスタート コントロール |
◯ | ◯ | |
ヒルスタート アシストコントロール |
◯ | ◯ | |
ダウンヒル アシストコントロール |
◯ | – | |
ダイナミックトルク ベクタリングAWD |
◯ | ◯ | |
パノラミックビュー モニター |
– | ◯ | |
快適 装備 |
快適温熱シート+ シートベンチレーション |
△ | ◯ |
シートヒーター | ◯ | – | |
後席シートヒーター | △ | – | |
デジタル インナーミラー |
◯ | ◯ (前後方録画機能付) |
|
ITS Connect | – | ◯ | |
電動パーキングブレーキ &ホールド |
◯ | ◯ | |
パワーシート | ◯ | ◯ | |
ハンズフリー パワーバックドア |
◯ | ◯ | |
電動チルト& テレスコピックステアリング |
– | ◯ | |
運転席シート ポジションメモリー |
◯ | – | |
運転席オート スライドアウェイ |
– | ◯ | |
パノラミックビュー モニター |
– | ◯ | |
ナビレス | ◯ | – | |
トヨタ ディスプレイ オーディオ |
△ | ◯ | |
12.3インチワイド タッチスクリーン |
– | ◯ | |
ヘッドアップ ディスプレイ |
△ | ◯ | |
車載通信機(DCM) | ◯ | ◯ | |
仕様 | プラグインハイブリッド | ◯ | – |
ハイブリッド | ◯ | ◯ | |
ガソリン | ◯ | ◯ |
トヨタ 新型 RAV4 フルモデルチェンジ日本復活 2019年4月10日発売
新型 ハリアー 4代目 カスタムパーツについて
MODELLISTA GRAN BLAZE STYLE
MODELLISTA EMOTIONAL STYLE
HARRIER GR PARTS
新型 ハリアー 4代目 価格 グレード
旧型の3代目ハリアーと4代目ハリアーは価格(10%)で比較すると4代目の方が価格は安い。装備を含めると更にお得である。2.0Lターボエンジンモデルは廃止。旧型グレードから新型グレードは構成的に「ELEGANCE」=「S」「PREMIUM」=「G」「PROGRESS」=「Z」となる。上位グレードでは旧型同様に「 “Leather Package”」を選択できる。
グレードによりエクステリアで大きな違いになるのがアルミホイールのサイズとデザインだ。「S」は17インチアルミ「225/65R17」「G」は18インチアルミ「235/55R18」「Z」は19インチアルミ「225/55R19」を装着しており見栄えでは大きな差がある。「G」以上では装着されているフロントバンパーのメッキも印象に差がでる。またインテリアでは最上級グレード「Z」では「12.3インチワイドタッチスクリーンT-Connect SDナビゲーションシステム」「JBLプレミアムサウンドシステム(9スピーカー)」を標準採用しており、「G」グレードでもオプション選択は可能である。
筆者は「G」グレードを購入することを検討していたが、今回の目玉でもある「12.3インチワイドタッチスクリーンT-Connect SDナビゲーションシステム」を使いたかったのでオプション選択すると金額が37万2,350円であるため差額が無くなるので「Z」グレードを選択した。
更に3代目ハリアーや4代目RAV4のガソリン 2.0Lに乗った経験があるが非常に走り出しが遅いと言う感想だ。車重に対してトルクが足りない、Direct Shift-CVTで改善されたとしても遅いと感じるはずだ。「直列4気筒 2.5L直噴エンジン+モーター」はトヨタお得意のハイブリッドシステムであり、走り出しはモーターのみで走行することになるがトルクはモーターの得意分野でありとてもいい走り出しが期待できる。「レーダークルーズコントロール」を使用時では電気制御とハイブリッドの相性がいいので違いが出る可能性が高い。
トヨタ 新型ハリアー 4代目はハイブリッド か ガソリンどちらを選ぶ? 「S」「G」「Z」おすすめグレードは?
ガソリンエンジンモデル
モデル | エンジン | トランス ミッション |
駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
Z “Leather Package” |
直列4気筒 2.0L直噴エンジン 「Dynamic Force Engine」 |
Direct Shift- CVT |
2WD(FF) | 4,230,000円 |
4WD | 4,430,000円 | |||
Z | 2WD(FF) | 3,930,000円 | ||
4WD | 4,130,000円 | |||
G “Leather Package” |
2WD(FF) | 3,710,000円 | ||
4WD | 3,910,000円 | |||
G | 2WD(FF) | 3,410,000円 | ||
4WD | 3,610,000円 | |||
S | 2WD(FF) | 2,990,000円 | ||
4WD | 3,190,000円 |
2.5L ハイブリッドモデル
モデル | エンジン | トランス ミッション |
駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
Z “Leather Package” |
直列4気筒 2.5L 直噴エンジン 「Dynamic Force Engine」 +モーター |
電気式 無段階 変速機 |
2WD(FF) | 4,820,000円 |
4WD(E-Four) | 5,040,000円 | |||
Z | 2WD(FF) | 4,520,000円 | ||
4WD(E-Four) | 4,740,000円 | |||
G “Leather Package” |
2WD(FF) | 4,300,000円 | ||
4WD(E-Four) | 4,520,000円 | |||
G | 2WD(FF) | 4,000,000円 | ||
4WD(E-Four) | 4,220,000円 | |||
S | 2WD(FF) | 3,580,000円 | ||
4WD(E-Four) | 3,800,000円 |
新型ハリアー 4代目 スペックについて
スペック | 新型ハリアー | |||
---|---|---|---|---|
全長 | 4,740mm | |||
全幅 | 1,855mm | |||
全高 | 1,660mm | |||
ホイール ベース |
2,690mm | |||
エンジン | 2.5L 直列4気筒 直噴エンジン 「Dynamic Force Engine」 +モーター |
2.0L 直列4気筒 直噴エンジン 「Dynamic Force Engine」 |
||
最高出力 | 131kW(178ps)/ 5,700rpm |
126kW(171ps)/ 6,600rpm |
||
最大トルク | 221Nm(22.5kgm)/ 3,600-5,200rpm |
207Nm(21.1kgf・m)/ 4,800rpm |
||
フロント モーター 最高出力 |
88kw(120ps) | – | ||
フロント モーター 最大トルク |
202Nm(20.6kgm) | – | ||
リア モーター 最高出力 |
– | 40kW(54ps) | – | |
リア モーター 最大トルク |
– | 121Nm(12.3kgfm) | – | |
システム 最高出力 |
160kW (218ps) |
163kW (222ps) |
– | |
トランス ミッション |
電気式 無段階変速機 |
Direct Shift- CVT |
||
駆動方式 | 2WD | E-Four (4WD) |
2WD | 4WD |
車両重量 | 1,710kg | 1,770kg | 1,620kg | 1,680kg |
最小 回転半径 |
5.5m~5.7m | |||
JC08モード 燃費 |
26.4~27.4km/L | 26.3km/L | – | – |
WLCTモード 燃費 |
22.3km/L | 21.6km/L | 15.4km/L | 14.7km/L |
タイヤサイズ | 225/55R19 235/55R18 225/65R17 |
|||
乗車定員 | 5名 | |||
価格 | 3,580,000円〜 4,820,000円 |
3,800,000円〜 5,040,000円 |
2,990,000円〜 4,230,000円 |
3,190,000円〜 4,430,000円 |
新型 ハリアー マイナーチェンジ 2025年3月発売 特徴や魅力は?デザイン刷新 機能追加へ!
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トヨタ ハリアー