2022年~2023年、日産は多くの新型モデルと第2世代「e-POWER」を搭載したモデルと次々と導入している。2022年7月には一文字LEDテールランプ第2世代「e-POWER」 4WD 新センターコンソールを搭載した新型「キックス」、第2世代e-POWER+VCターボエンジン搭載 4代目「エクストレイル」を発売と次々と第2世代「e-POWER」を搭載した新型モデルを投入しているが、2023年には「セレナ」のフルモデルチェンジが行われるがもちろん第2世代e-POWERを搭載する。
最近の日産はすごい
日産はフルモデルチェンジが長い傾向にあり、更に、日本市場では発売されない車種や海外でのみフルモデルチェンジを果たす車種などある、日産が好きだけどあまりにもモデルチェンジがないので別メーカーに乗り換えた友人を沢山みてきた。筆者も初めて乗った車が日産車であったり、思い出深い車が多かったので日産が好きであった。しかし同様の理由でいつしか、他社の車へと興味が移っていったのが事実である。2019年度決算をオンライン記者会見にて実施。そこで18カ月以内に12車種投入すると発表、「NISSAN NEXT: From A to Z」と言う動画を公開した。「2023年度までに車種数を20%削減(69から55車種以下へ)商品ライフサイクルを4年以下に。セグメントをCセグメント、Dセグメント、EV スポーツに集中させる。」とし今日まで、日本市場はほぼ相手にしてこなかった日産、カルロスゴーン氏が抜け、現在の経営状況からみても日本市場でも新型車の導入と効率化を図ることとなった。
日産は日産の新たな幕開けに合わせ、ブランドアンバサダーに「木村 拓哉」さんを起用。2020年8月22より新TVCM「やっちゃえ NISSAN 幕開け篇」をスタート。
2020年11月24日発表、2020年12月23日に新型「ノート 」「ノートe-POWER」のフルモデルチェンジを行った。「ノート」に新たなモデルとして上級モデルとして「ノート オーラ(NOTE AURA)」を追加2021年8月17日発売。新型電気自動車(EV)クロスオーバー「アリア」を2020年7月15日発表、日産は「フェアレディZ」のフルモデルチェンジを行い240台限定日本導入記念モデル特別仕様車「Proto Spec(プロトスペック)」を2022年6月下旬頃より販売(注文の一時停止)軽自動車のBEV(バッテリ電気自動車)「サクラ(SAKURA)」2022年6月16日に発売。クロスオーバーSUV「キックス」をマイナーチェンジモデルとして2022年7月19日発売。クロスオーバーSUV「エクストレイル」のフルモデルチェンジを行い2022年7月25日に発売と言うように次々と新型モデルを投入しており発表通りの商品サイクルを速めており市場の期待値も高まりだしている。
2022年度上半期の国内登録車販売において電動車で第1位
2021-2022「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した「ノート」とプレミアムコンパクトカーの「ノート オーラ」は、第2世代「e-POWER」と新開発プラットフォームによるスムーズで力強い加速や、なめらかな減速制御、優れた静粛性など、自動車アセスメント(JNCAP)で最高評価「ファイブスター賞」を獲得した安全性の高さなど「ノート」、「ノート オーラ」がご提供する魅力を多くのお客さまに高く評価をもたったとしている。
日産の日本未導入車種 日本市場で売れるはず
冒頭でも話をしているが、実は日産は日本市場に未導入の車種を多くラインナップしており、これは日本で導入したら売れると思われる車種を紹介したい。
新型 キャッシュカイ
3代目となる新型「キャッシュカイ(欧州)」(日本名:デュアリス)のフルモデルチェンジを行い20201年2月18日(現地時間)に発表。アライアンスの「CMF-Cプラットフォーム」を採用する。骨格部分には従来よりも多く軽量素材を採用。最新のプレス技術と溶接技術を用いることで強度を高めると同時に、軽量化も実現しています。また樹脂バックドアの採用や、先進的な製造技術を導入することで、旧型モデルと比較して60kgの軽量化を実現するだけではなく、車体剛性を41%向上させた。最新のクロスオーバーモデルとなった「キャッシュカイ」は、より筋肉質でシャープなエクステリアデザインを備え、より「大きなV-Motionフロントグリル」と、新しい「ブーメラン」デイライトランニングライトを備えたスリムなLEDマトリックスヘッドランプを備えている。キャシュカイe-POWERは、高出力が求められる欧州市場のニーズにお応えするため、日産が世界で初めて開発した可変圧縮比エンジン「VCターボ」を発電専用エンジンとして搭載。
新型 ジューク
フルモデルチェンジした2代目となる新型ジュークはエクステリアデザインは先代モデル特徴である象徴的な円形ヘッドランプを継承した、上部には水平ラインのLEDライトから流れる様に大型Vモーショングリルに繋がる。更にCピラーに「フローティングルーフ」デザインを採用。新CMF-Bプラットフォームを採用する。CMF(Common Module Family、コモン・モジュール・ファミリー)とは日産自動車とルノーが共同開発した、プラットフォーム基本的に「コックピット」、「エンジン」、「フロントアンダーボディ」、「リヤアンダーボディ」の各モジュールに「電子アーキテクチャー」を加えた5つのモジュールから構成されるのがCMFである。先代モデルで採用していた17インチホイールから、19インチホイールを採用。更にボディサイズを拡大、室内空間も広くなった。更に先進安全技術「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」をはじめとする 「セーフティシールド360」「プロパイロット」など搭載。
インフィニティ 新型 QX60
型「QX60」は2022年モデルとしてフルモデルチェンジを行い2021年6月23日(現地時間)に発表。プロトタイプ「Infiniti QX60 Monograph」とほぼ同じスタイリングを備えている。インフィニティはそれを「調和とシンプルさを備えた強力な運動」と呼び、その薄い照明要素、隙間のあるグリル、そして筋肉質でありながら滑らかなフェンダーを備えている。のヘッドライトの着物の折り目、グリルメッシュの折り紙、キルティングレザーの内側の波打つ池など、デザインの細部は日本の精神を呼び起こすことを目的としている。ムーンボウブルーの絵の具は、夕暮れの夏の空を彷彿とさせると言われ、見る角度に基づいて紫から緑へのスペクトルで色を変えることができる特別な顔料を備えている。高級感のあるソフトタッチの素材が詰め込まれ、そのなめらかな形状は、ダブルステッチのエッジによってさらに強調されてる。新しいオートグラフトリムレベルは、オープンポアウッド、エンボス加工されたシートバック、最初の2列のシート用のキルティングセミアニリンレザー張り。
第2世代e-POWER+可変圧縮エンジン「VC」を搭載し新世代となる新型「セレナ」
日産の「セレナ」は2023年1月にフルモデルチェンジを行い発売を開始する。ルノー・日産の新型プラットフォーム「CMF(Common Module Family、コモン・モジュール・ファミリー)」を採用。エクステリアデザイン変更、前後バンパーデザイン変更。スプリットヘッドライトに上部に取り付けられたLEDデイタイムランニングライトが付いている大きなダブル「Vモーショングリル」が特徴的。
インテリアには新しいステアリングホイール、デジタル液晶メーターに7インチディスプレイ、12.3インチのフル液晶デジタルメーターを設定。大きい「9インチ最新インフォテインメントシステム」採用。インパネの上面にソフトパットを使用し高級感を高めた。「NissanConnectインフォテインメントシステム」は、「Apple CarPlay」「Android Auto」対応。センターコンソールにテレイン設定用の小さなシフターノブとロータリーセレクターや「電動パーキングブレーキ&ホールド」を採用。
エンジンには新開発のモーターとインバーターを刷新することで力強さ・なめらかさ・静かさを進化させた第2世代「e-POWER」を搭載。電力を発電するエンジンは、日産が世界で初めて量産化に成功した圧縮比を8~14まで自在に可変させる可変圧縮比エンジン「VCターボエンジン」を採用、e-POWER用にチューニングされたVCターボエンジンの採用により出力を大幅に向上、エンジンの回転数を抑えることで燃費にも貢献している。
先代モデルよりも機能を高めた「 360° セーフティアシスト」を搭載、7種類の先進運転支援システムで構成される。「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」「踏み間違い衝突防止アシスト」「アダプティブハイビームアシスト/ハイビームア」「後退時車両検知警報 RCTA」「インテリジェントLI /LDW(車線逸脱警報)」「RCTA 後退時車両検知警報」「標識検知機能」を採用。
エクステリアデザイン、インテリアデザインをフルモデルチェンジにより一新。
新しい「日産エンブレム」を採用。
ルノー・日産の新型プラットフォーム「CMF(Common Module Family)」を採用する。
次世代の「e-POWER」搭載しエンジンは「1.5L 3気筒ガソリンエンジンターボ(VC)」4WDモデルには最新電動技術「e-4ORCE」を採用。
9インチタッチスクリーンディスプレイを搭載。
運転支援システム「プロパイロット」を採用
新型セレナe-POWER スペックについて
スペック | 新型セレナ e-POWER |
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全長 | 4,695mm〜4,780mm |
全幅 | 1,690mm〜1,750mm |
全高 | 1,885mm |
ホイールベース | 2,870mm |
エンジン | 直列3気筒DOHC 1.5 L VCターボ +モーター型式:EM57 |
モーター最高出力 | 150kW/4,501-7,422rpm |
モーター最大トルク | 330Nm/0-3505rpm |
最高出力 | 106kW/4,400-5,000rpm |
最大トルク | 250Nm/2,400-4,000rpm |
駆動方式 | 2WD |
乗車定員 | 7名 |
WLCTモード燃費 | 19.5~20.0km/L |
新型 セレナ について思うこと
日産にとって「セレナ」は日本市場においてミニバンという存在であり販売力の高い車種である。今回は日産として正常進化を果たし、エクステリア、インテリア、更にエンジンまで全てを一新することで見た目以上に乗ったときに進化を感じるモデルとなる。安全装備の充実やインテリアの最新装備により頼れる一台となる。今回、フルモデルチェンジの内容は日産の凄さを感じさせる変更点ばかりだ。特に評価されるのが、エンジンラインナップの変更である。日産車で売れている車種を見ても必ず「e-POWER」モデルがラインナップされており、「ノート」「ノートオーラ」「キックス」「エクストレイル」などであるが今回は新型「e-POWER」+可変圧縮比エンジン「VCターボエンジン」を搭載することで今までにない商品価値が付く。更にインフォメーションディスプレイやフル液晶デジタルメーターなど現代車として流行りを全て取り入れており乗って最新車種に乗っていると実感できるだろう。ライバルは既にフルモデルチェンジを果たした、ホンダ「ステップワゴン」、トヨタ「ノア・ヴォクシー」に匹敵する車種になることは間違ないだろう!
日産