今回は2024年(令和6年)時点で最も安い普通車をランキング形式でお伝えします。現時点で販売可能なモデルとでお伝えします。軽自動車に比べて頑丈で走りに余裕がある普通車、はじめて車を買う人や2台目のセカンドカー、中古車ではなくてどうしても新車が欲しい人などが参考に考えて頂ければ幸いです。
2024年に発売されている 価格の安い普通車ランキング トップ10
2024年1月現在に販売されている(ダイハツ製はラインナップされている)普通自動車を調査したところ、最安値がトヨタ「ヤリス」で1,470,000円という結果となりました。ちなみに2023年度までは最安値がダイハツ「ブーン」トヨタの「パッソ」で1,275,000円という結果となりました。「ミラージュ」も販売終了しており、安い車種が消えている。
価格の安い車は各メーカーコンパクトカーばかりではあるが、各自動車メーカーが独自の技術を採用、車内の広さも確保し5人乗りとし、更に軽量化とエンジン性能向上により、燃費性能も向上、長く維持することを考えても非常にコスパが良く、非常に魅力的な車種ばかりである。
順位 | メーカー | 車名 | グレード | 価格 (10%) |
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1位 | トヨタ | ヤリス | X (2WD) | 1,470,000円 |
2位 | マツダ | MAZDA2 | 15C (2WD) | 1,548,800円 |
3位 | トヨタ | ルーミー | X (2WD) | 1,566,500円 |
4位 | ダイハツ | トール | X (2WD) | 1,566,500円 |
5位 | スズキ | イグニス | HYBRID MG (2WD) | 1,611,500円 |
6位 | スズキ | ソリオ | G (2WD) | 1,647,800円 |
7位 | ホンダ | フィット | BASIC (2WD) | 1,655,500円 |
8位 | ダイハツ | ロッキー | L (2WD) | 1,677,000円 |
9位 | トヨタ | ライズ | X (2WD) | 1,717,000円 |
10位 | スズキ | スイフト | XG (2WD) | 1,727,000円 |
4位までなんと新車で購入しても150万円前後の予算に収まるとても経済的な車である。更に魅力的なのは各社、安全装備も充実している。少し前の新車を知っている人からするとだいぶ値段が上がったと感じる人もいるかもしれないが、安全装備がベースグレードでも標準装備されており、当然の価格と言ってよさそうだ。
おすすめ車種は?
筆者が個人的におすすめするのは、トヨタ「ヤリス」、ホンダ「フィット」、スズキ「スイフト」である、理由はベースグレードでありながら、安全装備が充実している点や、基本的なベース構成に最低限の装備がありながらフルモデルチェンジしてまだ日が浅いモデルなのでリセールバリューも見込める点からおすすめしています。
スズキ スイフト について
スズキは新型「スイフト」のフルモデルチェンジを行い2023年12月6日発表、CVT車は2023年12月13日発売。MT車を2024年1月17日に発売する。多数の最新装備を付けて価格は1,727,000円~2,332,000円とした。
エクステリアデザインを変更。
大型9インチHDディスプレイ搭載のメモリーナビゲーションを採用。
スイフト初採用となる「電動パーキングブレーキ」「オートブレーキホールド」を採用。
最新の「エンジン Z12E型 1.2L 3気筒エンジン」に新高効率「CVT」+新開発マイルドハイブリッドを採用。
「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」を採用。
エクステリア
エクステリアはキープコンセプトであるが、さらに洗練されたデザインを採用する。2024年の「スイフト」の全長3,860mm、全幅1,695mm、全高1,500mm、ホイールベース2,450mm。先代のモデルとほぼ同じであり、プラットフォームは4代目の旧型同様に軽量化と高剛性を両立させる次世代軽量プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用。
インテリア
インテリアは「バレーノ」と同様のレイアウトが採用、白いプラスチックのトリムが興味深い質感でドアまで広がり、よりモダンに見える。太いベゼルを備えた「9インチのディスプレイオーディオ」を採用、コネクティッドサービス「スズキコネクト連動」「ドライブレコーダー連動」が可能。USB電源ソケット[Type-C]を全車に標準装備、「ドライバーモニタリングシステム」「ナノイーX搭載フルオートエアコン」を採用。センターコンソールの複数のUSB充電ポートの上にCDスロットがあり。「電動パーキングブレーキ」「オートブレーキホールド」(HYBRID MZ)を採用。「音声案内機能」を採用、ドライバーに「ドアが開いています」「ガソリンが減っています」などを音声でお知らせ。
スズキ スイフト スペックについて
エンジンは「スイフト」には最新型Z12E型の「直列3気筒 1.2L 3気筒 エンジン+モーター」マイルドハイブリッドを搭載。最高出力は60kW(82PS)/5,700rpm、最大トルク108Nm(11kgfm)/4,500rpmとなる。WLTCモード燃費24.5km/L(CVT)とした。更にボディサイズを5ナンバーサイズに収めている。
スペック | 新型スイフト |
---|---|
全長 | 3,860mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,500mm |
ホイールベース | 2,450mm |
エンジン | 直列3気筒 1.2L デュアルジェット 自然吸気直噴エンジン+モーター S-エネチャージ (マイルドハイブリッド「SHVS」) |
最高出力 | 60kW(82PS)/5,700rpm |
最大トルク | 108Nm(11kgfm)/4,500rpm |
モーター最高出力 | 2.3kW(3.1ps)/1,000rpm |
モーター最大トルク | 60Nm(6.1kgm)/100rpm |
トランスミッション | CVT/5MT |
最小回転半径 | 5.8m(2WD車) |
WLTCモード燃費 | 24.5km/L(CVT) 25.5km/L(5MT) |
ヤリス について
トヨタは「ヴィッツ」4代目のフルモデルチェンジを行い、同時に車名変更を行い新型「ヤリス」として 日本では2019年12月20日発表、2020年2月10日に発売する。ガソリン車4WDは2020年4月発売。
- TNGA(Toyota New Global Architecture)新開発「GA-Bプラットフォーム」を採用。
- 新世代「直列3気筒 1.5L 直噴 ダイナミックフォースエンジン M15A型」小型化された「THSⅡ」を採用。
- 先進の予防安全技術、第2世代「 Toyota Safety Sense 」を搭載する。
- ディスプレイオーディオを標準装備し「Apple CarPlay」と「Android Auto」を採用する。DCM車載通信機を標準装備。
旧型ヴィッツは2010年12月22日に正式発表し発売が開始された世界的に人気がある車種である。発売から丸9年目のタイミングでフルモデルチェンジを果たす。トヨタは2018年4月16日に日本の特許庁に「YARIS (ヤリス)」を出願しており今回のフルモデルチェンジのタイミングでヴィッツから海外同様の名称となる。これによりヴィッツブランド廃止、世界統一ブランド「YARIS」(ヤリス)として生まれ変わる。今後の高齢化社会に向けたトヨタのコンパクトカーの重要性を示している。
エクステリア
日本限定的な車種ではなく世界戦略としてグローバルカーを日本でも販売し全世界共通化することでコスト削減にも繋がる。今後のトヨタ車は販売網を変更し、車種統一を掲げており無駄をとことん排除していく考えだ。2019年10月24日~11月4日に開催された東京モーターショー2019で4代目の新型「ヤリス (ヴィッツ)」 披露した。
今回は「TNGA(Toyota New Global Architecture)」に基づく新開発「GA-Bプラットフォーム」を採用することによって、旧型モデルよりも広い室内空間を得る。 高い空力性能を実現、新開発のプラットフォームを採用により「50kg(開発目標値)軽量化」「15mm 低重心化」「30%以上 ボディ剛性がUP」し旧型モデルから大幅な進化を果たす。1,000kgを切る940kg~1090kgを達成。全長:3,940mm、全幅1,695mm、全高1,500mm、ホイールベース2,550mmの5ナンバーサイズとしながらも広い室内空間となり内装周りも旧型よりも豪華な仕様となりそうだ。クラス世界トップレベルとなるWLTCモード36.0km/Lの低燃費を実現した。
インテリア
ディスプレイオーディオを標準装備し「Apple CarPlay」と「Android Auto」を採用する。DCM車載通信機を標準装備。さらに、専用通信機DCMを全車に標準搭載し、T-Connectサービスを3年間無料で提供。荷室サイズは荷室幅 1,000mm 荷室長(5名乗車時)630mm 荷室高 692mm〜830mmとなる。リアシートは全車6:4分割可倒式。ハイブリッドモデルに「アクセサリー コンセント」AC100V 1500Wのコンセントを追加することができる(オプション4万4000円)。
ヤリス マイナーチェンジ スペック について
スペック | 新型 ヤリス ハイブリット | 新型 ヤリス ガソリン車 | 新型 ヤリス ガソリン車 |
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全長 | 3,940mm | 3,940mm | 3,940mm |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm | 1,695mm |
全高 | 1,500mm(2WD) 1,515mm(4WD) | 1,500mm(2WD) 1,515mm(4WD) | 1,500mm(2WD) 1,515mm(4WD) |
ホイール ベース | 2,550mm | 2,550mm | 2,550mm |
エンジン | 直3 1.5L+ モーター M15A-FXE型 | 直列3気筒 1.5Lエンジン M15A-FKS型 | 直列3気筒 1.0L エンジン 1KR型 |
最高出力 | 67kW(91ps)/ 5500rpm | 88kW(120ps)/ 6600rpm | 51kW(69ps)/ 6000rpm |
最大トルク | 120Nm(12.2kgfm)/ 3800-4800rpm | 145Nm(14.8kgfm)/ 4800-5200rpm | 92Nm(9.4kgfm)/ 4400rpm |
モーター 最大出力 | フロント:59kW(80ps) リヤ:3.9kW(5.3ps) | – | – |
モーター 最大 トルク | フロント:141Nm(14.4kgm) リア:52Nm(5.3kgm) | – | – |
WLCT モード燃費 | 36.0~35.4km/L(2WD) 30.2km/L(4WD) | 21.4~21.6km/L 19.2km/L | 19.6~20.2km/L |
駆動方式 | 2WD/4WD (E-Four) | 2WD/4WD | 2WD |
乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 |
最小 回転半径 | 4.8m~5.1m | 4.8m~5.1m | 4.8m~5.1m |
トランス ミッション | 電気式 無段階変速機 | Direct Shift- CVT 6速MT | CVT |
フィットについて
ホンダは新型フィットのフルモデルチェンジを行い2020年2月14日に発売する。「2モーターハイブリッドシステムのi-MMD(e:HEV)」を採用。クロスオーバースタイルのエクステリアデザインが特長とした「CROSSTAR(クロスター)」を新設定。「ホンダ コネクト」日本で初採用した。
エクステリア
4代目となる新型フィットは旧型同様にキープコンセプトとし、全長を伸ばし、室内空間を更に広げ使い勝手を向上させる。新型フリードまではいかないが全長3,995mmとなる。「BASIC(ベーシック)」「HOME(ホーム)」「NESS(ネス)」「LUXE(リュクス)」「CROSSTAR(クロスター)」と異なる5タイプを採用。NESSはスポーツタイプ。フィットネスからきている。HOMEは居心地のいい家をイメージしてある。
新型「フリード」と同様に唯一、他グレードより最低地上高を5mm~25mmアップ、全長4,090mm、全幅1,725mmした3ナンバーサイズのクロスオーバースタイルのエクステリアデザインが特長とした「CROSSTAR(クロスター)」を新設定。「クロスター」は専用デザインのフロントグリルと前後バンパー、アルミホイールを採用。ドアアウターハンドル、ドアミラーにシルバー塗装、サイドシルガーニッシュはブラックに変更。専用装備のルーフレールも追加。
インテリア
インテリアパネルは水平・直線基調のデザインとし、車内からはワイパーを見えにくくすることで視界を良くした。実車に乗るとわかるがワイパーなどが視界に入らない位置に設置されており視界がより良くなった印象を受けた。
フロントピラーを従来とは異なる断面構造とし、万が一の衝突時にはボディーへ荷重を流す構造を採用。フロントAピラーが本当に細く少し違和感まで感じてしまうほどだが確かに右折、左折時の視界においては妨げが少ないだろう。インテリアのフロントシートには上級セダンへの搭載も見据えて新しく開発した、新世代の「ボディースタビライジングシート」を採用し長時間ドライブでも疲れにくく、やわらかな座り心地を実現したシート構造とした、「オートブレーキホールド」機能を搭載し停車中にブレーキペダルから足を離しても停車状態を保って、アクセルを踏むと解除されるので渋滞時などで活躍してくれる。「テレスコピック&チルトステアリング機構」を採用したことで大きい方から小さい方までベストなポジションで運転が可能となる。「パーキングブレーキシステム」を採用しリアバンパーに4つのセンサーを配置し後方の障害物を感知して音と表示でお知らせする。後部座席は初代からセンタータンクレイアウトを採用しており広い印象がある。
先進装備
ホンダ車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を日本初搭載。スマートフォンによるリモート操作や、事故などの緊急時にクルマ自体が緊急サポートセンターに繋がり、迅速で的確な対応が可能となるトラブルサポートが可能。
先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」には、フロントワイドビューカメラを新採用、車両前後に装着された計8つのソナーセンサーとの組み合わせにより、Hondaとして初めて「近距離衝突軽減ブレーキ」を追加、全車標準装備とした。
フィット マイナーチェンジ スペック について
ホンダは「フィット」のマイナーチェンジを行い2022年10月7日に発売。1.3L DOHC i-VTEC エンジンを1.5L 直噴 DOHC i-VTECエンジンに変更したことで最高出力と最大トルクがアップしたことでより快適な走りが可能となった。
スペック | 新型フィット | 新型フィット |
---|---|---|
全長 | 3,990mm(4,090mm) | 3,990mm(4,090mm) |
全幅 | 1,695mm(1,725mm) | 1,695mm(1,725mm) |
全高 | 1,515〜1,565mm(1,545mm) | 1,515〜1,565mm(1,545mm) |
ホイールベース | 2,530mm | 2,530mm |
エンジン | 1.5L i-VTECエンジン | 1.5L i-VTECエンジン +新型i-MMD (e:HEV) |
最高出力 | 96kW (131PS)/ 6,600rpm | 72kW(98PS)/ 5,600-6,400rpm |
最大トルク | 155Nm (15.8kgfm)/ 4,600rpm | 127Nm(13.0kgfm)/ 4,500-5,000rpm |
モーター 最高出力 | – | 80kW(109PS)/ 3,500-8,000rpm |
モーター 最大トルク | – | 253Nm(25.8kgfm)/ 0-3,000rpm |
トランス ミッション | CVT | 電気式 無段階変速機 |
駆動方式 | 2WD(FF)/ 4WD | 2WD(FF)/ 4WD |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
WLTCモード燃費 | 20.2km/L(2WD) 18.2km/L(4WD) | 29.4km/L(2WD) 24.0km/L(4WD) |
普通車で安く買える車についてまとめ
エントリーモデルでなくとも「スイフト」「ヤリス」「フィット」などはほぼ200万円以下のグレードなっているので非常におすすめである。2024年1月現時点では不祥事により販売停止になっている特に「ライズ」「ロッキー」は人気のSUVモデルにもかかわらず、200万円前後で購入可能な点は購入入者にとっては非常にいいだろう。購入時の参考にしていただければ幸いです。