トヨタは新EVシリーズとなる新型BEV(バッテリー電気自動車)「bZ3X(ビーズィースリーエックス)」を2025年に発売する。2020年9月22日に日本の特許庁に「BZ3X」を申請(商願2020-116944)した。2022年5月12日に「bZ4X」を発売したが、それよりも数字が下なのでボディーサイズが小さいことが予想される。
トヨタ 新EVシリーズとなる新型BEV(バッテリー電気自動車)「BZ」シリーズ
特許庁を含め現在確認されている「BZ」シリーズは「BZ1X」「BZ2X」「BZ3X」「BZ4X」「BZ5X」があり、発売されているのは2024年時点で「BZ4X」のみである。「BZ4X」のボディサイズは「RAV4」「ハリアー」サイズなのでそれを考えると、「カローラクロス」または「C-HR」と同様の「GA-Cプラットフォーム」と同サイズが予想される。
TNGA | トヨタ | レクサス |
---|---|---|
GA-B プラットフォーム | ヤリスクロス | LBX |
GA-C プラットフォーム | C-HR | UX |
e-TNGA プラットフォーム | bZ3X | - |
GA-C プラットフォーム | カローラクロス | - |
GA-K プラットフォーム | ハリアー | NX |
e-TNGA プラットフォーム | bZ4X | RZ |
GA-K プラットフォーム | ハイランダー | RX |
e-TNGA プラットフォーム | bZ5X | TZ |
GA-K プラットフォーム | グランドハイランダー | TX |
GL-F プラットフォーム | ランドクルーザープラド | GX |
GL-F プラットフォーム | ランドクルーザー300 | LX |
CーSUVセグメントとして公開しているコンセプトモデルは欧州で公開された「TOYOTA bZ Compact SUV Concept」である。
トヨタ 新型「bZ3X」について
C-SUV セグメントに位置付け「TOYOTA bZ Compact SUV Concept」をベースに製造。プラットフォームはたe-TNGA BEV専用プラットフォームを採用。BEV (バッテリー電気自動車) ならではの要件を盛り込み、低重心・高剛性化したプラットフォームにより、BEVだからという以前に、一台のクルマとして魅力のある、滑らかで意のままになる走行性能と、本格SUVとしての走破性を追求。
主要骨格部位にホットスタンプ材、高張力鋼板を用いた軽量・高剛性なボディ構造を採用。モーター、トランスアクスル、インバーターを一体化したe-Axleを採用。
進化したToyota Safety Senseを採用。ミリ波レーダーおよび単眼カメラの検知範囲拡大により、各機能の性能向上や一般道での支援を行う新機能を追加。高度運転支援技術アドバンスト パーク[Toyota Teammate Advanced Park](リモート機能付き)を採用。並列駐車時の支援を拡大。従来のバック駐車に加え前向き駐車に対応し、前向き/バック出庫が可能。
「TOYOTA bZ Compact SUV Concept」について
「TOYOTA bZ Compact SUV Concept」は、ヨーロッパで最大のセグメントである C-SUV セグメントに位置付ける。「C-HRプロローグ」と並ぶ新しいフルバッテリー電気bZコンパクトSUVコンセプトは、顧客が二酸化炭素排出量を削減できるようにし、顧客の多様なニーズを満たし、製品提供の拡大を通じて持続可能性を確保するというトヨタのマルチテックアプローチを示している。
「TOYOTA bZ Compact SUV Concept」は、フランスのトヨタ ヨーロピアン デザイン アンド ディベロップメント (ED 2 ) によって、クリーン バイタル デザイン アプローチを使用して、完全なバッテリー電気自動車 (BEV) としてヨーロッパで設計されました。このアプローチは、BEV に期待されるミニマルなデザインと未来の活力の両方を実現する車両の二重性を祝います。このコンセプトは、低衝撃で持続可能な素材を使用し、ダイナミックなパフォーマンス、最先端の技術、スタイリッシュな外観をもたらすゼロエミッションの車両を表しています。
コンセプトの空力的なフォルムは、アグレッシブなスタンスのためにコーナーにプッシュされたホイールを含む未来的な外観を強化し、静止しているときでも動いているように見えます。短いオーバーハングとスイープバック角度により、先進技術車両として際立っています。また、絞り込まれたキャビン デザインにより、空気抵抗が少なく機敏な外観になっている。
エッジの効いたスタイリングはインテリアにまで及んでおり、プレミアムな仕上げが独特の外観を生み出している。特に、デザインチームは、ビヨンド ゼロのテーマに沿って、植物由来の素材やリサイクル素材で作られた座席など、いくつかの環境に優しいタッチを取り入れました。車載パーソナル アシスタントは、前席または後席の乗客からの要求やコマンドに応答して、キャビン内を移動するオーディオおよびビジュアル ライト キューを通じて、ドライバーと同乗者を車両と結びつけられる。
ヨーロッパ にてトヨタ「TOYOTA bZ Compact SUV Concept」2022年12月5日発表