メリットが多いハイブリッド車。最近ではハイブリッドモデルとガソリン車どちらもある車種を含めれば数多くある中でどの車種がいいか迷う方も多いだろう。そこで「最新自動車情報」がおすすめする車種をご紹介します。
ハイブリッド車について
ハイブリッド車とは2つ以上の動力源(原動機)を持つ自動車の通称である。 2つ以上の動力源を持つ車両(自動車だけに限らない)をHV(hybrid vehicle) と呼ぶ。日本で一般的にハイブリッド車と呼ばれる車両は内燃機関(エンジン)と電動機(モーター)を動力源として備えた電気式ハイブリッド車(HEV, hybrid electric vehicle)である。車種によって違いはあるものの、運転条件によってエンジンのみで走行、モーターのみで走行、エンジンとモーターを同時に使用して走行するものなどがある。
プラグインハイブリッド
EV(electric vehicle)のように外部電源から直接充電できるものはPHV(plug-in hybrid vehicle)と呼ばれる。
ハイブリッド車 メリットについて
ガソリン車に比べて燃費がいい。
エコカー減税などの対象。
ハイブリッド車(ブランド的)に乗っているという優越感 。
リセールバリュー 売るときに価値が上がる。
環境に優しい。
騒音が少ない、ほぼ音がしない。
ハイブリッド車 デメリットについて
買うときに車体価格が高い。
バッテリーの寿命がある?(交換の可能性。)
故障のリスクが高い。
車内(荷物室)のスペースが狭い。
トヨタ プリウス
「21世紀に間に合いました。」のキャッチコピーが示す通り、世界初となる「量産ハイブリッド自動車」として誕生。現在のプリウスは4代目、マイナーチェンジモデルを2018年12月17日に発売した。やはり他社を圧倒するサイズに対しての低燃費である。JC08モード燃費37.2km/L(Eグレード39.0km/L)とアクアなどのコンパクトなハイブリッド車と大差ない燃費を出すことができるのが最大の魅力だろう。更に、TNGA(Toyota New Global Architecture)と呼ばれる新開発のGA-Cプラットフォームを初採用する(第1号車)ことによって、低重心・低配置化することで、クラストップレベルの低重心高を実現。高いボディ剛性も実現しており乗り心地や加速性能は素晴らしい車である。
スペック | 新型プリウス |
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全長 | 4,575mm |
全幅 | 1,760mm |
全高 | 1,470mm |
ホイールベース | 2,700mm |
エンジン | 直4 DOHC 1.8L+モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 72kW(98ps)/5,200rpm |
最大トルク | 142Nm(14.5kgm)/3,600rpm |
フロントモーター最大出力 | 53kW(72ps) |
フロントモーター最大トルク | 163Nm(16.6kgm) |
リアモーター最大出力 | 5.3kW(7.2ps) |
リアモーター最大トルク | 55Nm(5.6kgm) |
システム出力 | 90kW(122ps) |
トランスミッション | 無段階変速機 |
車両重量 | 1,320~1,460kg |
乗車定員 | 5名 |
JC08モード燃費 | 37.2〜39.0km/L |
価格 | 251万8,560円〜347万8,680円 |
日産 ノート e-POWER
ノート e-POWERの最大の特徴はトヨタのハイブリッド車とは違うエンジンとモーターを交互または同時に使う方式ではない点である。
日産は国産車で先駆けて電気自動車 リーフの販売に力を入れてきた会社であるが、その点を生かしリーフと同様のモーター型式:EM57を採用し、レンジエクステンダー(Range Extender:航続距離延長装置)発電専用のエンジンを搭載しエンジンを動力としては使用しない。電気自動車でしか味わえないモーターによる力強いトルクとパワー加速時のレスポンスはリーフ同様である。
また、リーフの場合は完全な電気自動車であり、バッテリーの充電が必要であるため充電時間がかかるので、自宅に設備がなければ購入する気にならない。しかし、ノート e-POWERは普通のガソリン車やハイブリッド車同様にガソリンの給油のみなので今まで通りの使い方が可能となる。
JC08モード燃費はプリウス同様にJC08モード燃費37.2km/Lである。
スペック | 新型ノート |
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全長 | 4,100mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,525mm |
ホイールベース | 2,600mm |
エンジン | 直列3気筒1.2L エンジン+モーター |
最高出力 | 58kW(79PS)/ 5,400rpm |
最大トルク | 103Nm(10.5kgm)/ 3,600-5,200rpm |
モーター最大出力 | 80kW(109PS)/ 3,008-10,000rpm |
モーター最大トルク | 254Nm(25.9kgm)/ 0-3,008rpm |
定格出力 | 70kW(95PS) |
トランスミッション | エクストロニック CVT |
バッテリー | リチウムイオン バッテリー |
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD |
乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1365kg |
JC08モード燃費 | 26.2km/L |
WLTCモード燃費 | – |
価格 | 1,421,280円〜 2,163,240円 |
トヨタ アクア
旧型アクアは日本で小型乗用車(5ナンバー)サイズのハイブリッド車で2代目プリウスに採用されたハイブリッドシステム(THS-II)を流用し小型化・軽量化したエンジンを搭載。数多くマイナーチェンジを繰り替えており、燃費向上を繰り替えしてきているが旧型モデルでは「L」はJC08モード燃費38.0km/Lに「S」以上のグレードは34.4km/Lとなった。
スペック | 新型アクア |
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全長 | 3,995mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,455mm |
ホイールベース | 2,550mm |
エンジン | 1.5L 直列4気筒 DOHC+モーター |
最高出力 | 74ps/4,800rpm |
最大トルク | 11.3kgm/3,600〜4,400rpm |
モーター最高出力 | 61ps |
モーター最大トルク | 17.2kgm |
トランスミッション | CVT |
JC08モード燃費 | 34.4~38.0km/L |
価格 | 178万5,240円~208万9,800円 |
ホンダ フィット
旧型フィットは日本で小型乗用車(5ナンバー)サイズのハイブリッド車で初代からの設計思想は継承しつつ、パワートレインや車体を新設計にしたことで性能を向上させ、先進安全運転支援システム「Honda SENSING ホンダ センシング」を全車標準装備としている。グレード 「ハイブリッド」ではプリウス同様にJC08モード燃費37.2km/Lである。その他グレードは31.8km/L〜34.0km/Lである。
スペック | 新型 フィット |
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全長 | 3,955mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,525mm |
ホイールベース | 2,530mm |
モデル | ハイブリッド |
エンジン | 1.5L i-VTEC+ 新型i-DCD |
最高出力 | 81kW(110ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 134Nm(13.7kgm)/ 5,000rpm |
モーター最大出力 | 22Nm(29.5ps)/ 1,313-2,000rpm |
モーター最大トルク | 160Nm(16.3kgm)/ 0-1,313rpm |
JC08モード燃費 | 37.2km/L |
価格 | 1,699,920円〜 2,241,000円 |
ヴィッツ ハイブリッド
ヴッツハイブリッド(ヤリス)は海外では以前からハイブリッドモデルが販売されていたが2017年1月12日から日本でも販売を開始。旧型アクア同様に日本で小型乗用車(5ナンバー)サイズのハイブリッド車で2代目プリウスに採用されたハイブリッドシステム(THS-II)を流用し小型化・軽量化したエンジンを搭載。アクアの「S」以上のグレードと同様に全グレードでJC08モード燃費34.4km/Lとなった。ヴィッツに比べアクアは全高が低く、しかも天井を後方に向けて下降させているので後部座席と荷物室を考えるとヴィッツの方が使い勝手ではよくなる。ネームバリュー的に言えばアクア=ハイブリッドなのでヴィッツ=ガソリン車のイメージもありリセールバリューを考えるとアクアに軍配が上がりそうだ。
スペック | 新型 ヴィッツHYBRID |
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全長 | 3,905mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,510mm |
ホイールベース | 2,510mm |
エンジン | 直4 1.5L+モーター |
最高出力 | 74ps/4,800rpm |
最大トルク | 11.3kgm /3,600 – 4,400 rpm |
モーター最大出力 | 61 PS |
モーター最大トルク | 17.2 kgm |
JC08モード燃費 | 34.4km/L |
駆動方式 | 2WD |
価格 | 181万9800円〜223万7,760円 |
プリウスα
プリウスαは3代目プリウスを全長と全幅を伸ばし居住性と7人乗りモデルをラインナップさせたステーションワゴンまたはミニバンモデルとなる。7人乗りで燃費を求める人や荷物室が広い方が良い方におすすめである。1世代前のモデルとはなってしまうが同クラスのサイズの中ではもちろん一番燃費がいい。JC08モード燃費26.2km/Lだ。
スペック | 新型プリウス α |
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全長 | 4,645~4,630mm |
全幅 | 1,775mm |
全高 | 1,575mm |
ホイールベース | 2,780mm |
エンジン | 直4 DOHC 1.8L+モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 73kW (99ps)/5,200rpm |
最大トルク | 142Nm(14.5kgm)/3,600rpm |
モーター最大出力 | 60kW (82PS) |
モーター最大トルク | 207N・m (21.1kgf・m) |
システム出力 | 100kW (136ps) |
トランスミッション | 無段階変速機 |
車両重量 | 1,450-1,490kg |
乗車定員 | 5名~7名 |
JC08モード燃費 | 26.2km/L |
価格 | 256万5000円~346万5720円 |
ホンダ インサイト
インサイトは旧型で3代目で2018年12月に販売を開始。2度目の復活となるが果たしてどうなるか?!と世間では思われている。先代の小型4ドアハッチバック車から今回の新型インサイトは中型セダンへと生まれ変わった。新型シビック以上新型アコード未満のハイブリッドミドルセダンとなった。エクステリアデザインは大幅に変更、車格をアップさせたことで高級感のある仕上がりとなった。インテリアも最近のホンダデザインを採用しながら高級感のある仕上がりとなっている。新型インサイトは1.5L 直4 DOHC i-VTEC +高出力モーター(SPORT HYBRID i-MMD)を搭載。新設計のグローバルプラットフォーム「Honda compact global platform」を使い良い乗り心地をアップさせた。JC08モード燃費:31.4〜34.2km/Lである。
スペック | 新型 インサイト |
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全長 | 4,675mm |
全幅 | 1,820mm |
全高 | 1,410mm |
ホイールベース | 2,700mm |
エンジン | 1.5L i-VTECエンジン+新型i-MMD |
最高出力 | 80kW(109PS)/6,000rpm |
最大トルク | 134Nm(13.7kgfm)/5,000rpm |
モーター最大出力 | 96kW(131PS)/4,000-8,000rpm |
モーター最大トルク | 267Nm(27.2kgfm)/0-3,000rpm |
JC08モード燃費 | 31.4〜34.2km/L |
駆動方式 | 2WD |
価格 | 326万1,600円〜362万8,800円 |