欧州の日産は、新型「キャッシュカイ」(デュアリス)のマイナーチェンジを行い2024年4月17日に発表しました。新型キャシュカイは現在、英国の日産サンダーランド工場で生産されており、まもなく欧州のディーラーに到着するという。
欧州 日産 新型 「キャッシュカイ」マイナーチェンジ エクステリア について
フロントグリルは完全にアップデートされ、より印象的なエクステリアを持つようになりました。新しいヘッドライトは、よりシャープな印象を与え、目的感と存在感をもたらします。アダプティブハイビームモジュールを備え、より広いビーム分布を実現する小型ユニットによって補完され、薄暗い状況や霧での視認性の向上に役立ちます。デイタイムランニングライトは、メインヘッドライトレンズを取り囲み、外側の端には「Nissan」の文字が点灯しています。上部のデイタイムランニングライト要素は、作動すると方向指示器となり、初めてシーケンシャルターンライトを備えます。
フロントエンドでの最も明確な変更は、V字型のクロームグリルと奇妙な音叉型のヘッドライトとDRL(デイタイムランニングライト)の組み合わせがなくなったことです。代わりに、古代の日本兵が着用していた鎖帷子鎧にインスピレーションを得た、より大きく見栄えの良いメッシュグリルが採用され、隠されたヘッドライトと超スリムなDRLが搭載されています。ボディサイズは全長4,425mm、全高1,625mm、全幅1,835mmとなる
リアの調整はより控えめですが、新しいLEDライトのセットと、よりアグレッシブな下部セクションを備えた改良されたバンパーがキャシュカイにスポーティな存在感を与えるように設計されています。さらに、新しいN-Designグレードでは、通常の18インチや19インチの代わりに、色分けされたボディトリムと20インチのホイールが装備され、その魅力がさらに高まります。
欧州 日産 新型 「キャッシュカイ」マイナーチェンジ インテリアについて
「エクストレイル」と同様に12.3インチのディスプレイオーディオに変更され質感を向上する。新しいインフォテインメントシステムに 日産社初のGoogleが組み込まれ、「Google ビルトイン」が追加。Androidベースのナビシステムになっており、「Android Auto」とは異なり、自前のスマホを接続せずに仕様できるのが最大の特徴である。つまりそのままGoogleMAPを使ったり、その他、地図アプリをダウロードして使ったりすることがそのままできる。ワイヤレス Android Auto / Apple CarPlay 接続、ワイヤレス充電パッド、および 4 つの USB-C ポートを備える。最新のAndroidベースのインフォテインメントシステムで、GoogleマップとGoogleパーソナルアシスタントが内蔵されています。また、アラウンドビューモニターカメラシステムには、ドライバーが頭上を含むあらゆる外角からキャシュカイを確認できる3D機能が追加されました。
AVW(Around View Monitor)には、「目に見えないフードビュー」や、よく使う駐車スポットを保存し、自動的にそこに駐車する「駐車スポット位置メモリ」が搭載されています。同じ技術を使用して、視界が制限された交差点の位置を保存し、ドライバーが起動しなくても超広角の道路フィードが自動的にメディアスクリーンに表示されます。
欧州 日産 新型 「キャッシュカイ」マイナーチェンジ スペックについて
電動エンジンのラインナップは以前と同じですので、2つのエンジンを採用。日本で大人気の「e-POWER」モデルをラインナップしており、新型「エクストレイル」同様に「VCターボ」が発電専用エンジンを採用しており更に魅力的なモデルであることは間違いありません。1.5L 3気筒ガソリンエンジン「VCターボ」は最高出力156hp(115kW / 158PS)、電気モーターの最高出力は188hp(140kW / 190PS)、インバーター、およびバッテリーを組み合わせ。もう一つは1.3 Lのマイルドハイブリッドエンジン、最高出力138hp(140 PS)が採用さいれている。
初代「キャッシュカイ」以降は日本導入されなかった
「キャッシュカイ」(日本名:デュアリス)は、時代を先取りしすぎた存在でした。現在では日本でも人気の高いコンパクトサイズのSUVとして知られています。初代は欧州で「キャシュカイ」(QASHQAI) の名で発表され、北米、台湾、韓国では同じプラットフォームを共有するローグとして販売されています。一方、南アフリカ、中東諸国、シンガポール、中国、ニュージーランド、南米諸国では「キャシュカイ」として、オーストラリアや日本では「デュアリス」として販売されています。
初代は2007年5月23日に日本で販売が開始されましたが、2013年12月11日にエクストレイルのフルモデルチェンジによりラインナップが統合され、日本国内向けの生産が終了しました。それ以降、現在に至るまで導入されていません。初代が発売された当初は、現在ほどSUVが人気を博しておらず、「キャッシュカイ」(日本名:デュアリス)もそれほど注目されることはありませんでした。
日産 新型「キャッシュカイ」今こそ日本モデルを投入すべきか?
今回、日本モデルとして新型「キャッシュカイ」を導入を考えた場合に最大の魅力はボディサイズである全長4,425mm、全高1,625mm、全幅1,835mmと現在日本でラインナップされている「エクストレイル」と「キックス」の中間サイズを担えるサイズです。日本で大人気の「e-POWER」モデルをラインナップしており、新型「エクストレイル」同様に「VCターボ」が発電専用エンジンを採用しており更に魅力的なモデルであることは間違いありません。1.5L 3気筒ガソリンエンジン「VCターボ」は最高出力156hp(115kW / 158PS)、電気モーターの最高出力は188hp(140kW / 190PS)、インバーター、およびバッテリーを組み合わせ。安全運転支援機能として、プロパイロット(ナビリンク機能付)も搭載。と日産で日本で人気の高い車種の装備を全て採用しています。
これだけ日本でSUV人気が高く、他社ではトヨタは「ヤリスクロス」「カローラクロス」ホンダは「ZR-V」マツダは「CX-30」「MX-30」と各社ミドルクラスのSUVのラインナップを増やして、日産として「キャッシュカイ」を追加する価値は十分にあるはずです。
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