今回は、日本国内で販売される排気量1.0L以下で軽自動車(660cc)よりも排気量がある車種を紹介していく。
1.0L 以下のエンジンを搭載する車種のメリットは?
軽自動車(660cc)よりも排気量をアップさせたモデルで1.0Lエンジンを搭載すると日本では軽自動車の自動車税は10,800円で次に安い物は排気量1.0L以下で29,500円である。1.0以上〜1.5L以下では34,500円と軽自動車の3倍になる。1.0L以下であれば軽自動車の次に税金などの維持費が安くそれでいて普通車規格のボディーサイズと余裕のある走りが手に入ることが最大のメリットとなる。
2019年10月1日以降の自動車取得税について
初回新規登録を受けた自家用の乗用車の自動車税の税率表
排気量 | 引下げ前の税率 | 引下げ後の税率 | 引下げ額 |
---|---|---|---|
1,000cc以下 | 29,500円 | 25,000円 | ▲4,500円 |
1,000cc超1,500cc以下 | 34,500円 | 30,500円 | ▲4,000円 |
1,500cc超2,000cc以下 | 39,500円 | 36,000円 | ▲3,500円 |
2,000cc超2,500cc以下 | 45,000円 | 43,500円 | ▲1,500円 |
2,500cc超3,000cc以下 | 51,000円 | 50,000円 | ▲1,000円 |
3,000cc超3,500cc以下 | 58,000円 | 57,000円 | ▲1,000円 |
3,500cc超4,000cc以下 | 66,500円 | 65,500円 | ▲1,000円 |
4,000cc超4,500cc以下 | 76,500円 | 75,500円 | ▲1,000円 |
4,500cc超6,000cc以下 | 88,000円 | 87,000円 | ▲1,000円 |
6,000cc超 | 111,000円 | 110,000円 | ▲1,000円 |
消費税増税に伴う取得税と自動車税変更について2019年10月1日より
日本国内販売 1.0L 以下のエンジンを搭載する車種
トールワゴン型のコンパクトカー トヨタ「ルーミー」とダイハツ 「トールー」
2016年11月9日発売「ルーミー」「タンク」は、トヨタが販売するトールワゴン型のコンパクトカーである。ダイハツ販売する「トール」をベースに、OEM供給されているモデルである。トヨペット店とネッツ店ではデザイン違いの姉妹車「タンク」として「ルーミー」と同時に発表、更にスバルでは22年ぶりのブランド復活となる「ジャスティ」として販売されている。トヨタではトヨタ4店舗、スバル、ダイハツの計6店舗で販売する。
トヨタ 新型 ルーミー / タンク カスタム bBとラクティス後継車種 2016年11月9日発売
2018年11月1日発売 一部改良 旧型の「スマートアシストⅡ」から「スマートアシストⅢ」を搭載しXを除く全車標準装備とする。
トヨタ 新型 ルーミー / タンク カスタム マイナーチェンジ (一部改良) スマートアシストⅢ 採用 2018年11月1日発売
トヨタは新型ルーミーのマイナーチェンジを行い2020年9月15日発売する。同時にトヨタの新型トール / トールカスタムのマイナーチェンジを行う。
タンク」を廃止。フロントフェイスのデザイン変更。エクステリアに「クールバイオレットクリスタルシャイン」「ターコイズブルーマイカメタリック」を新たに採用。シート形状、シート表皮の変更。「9インチディスプレイオーディオ」を全車にオプション設定する。「電動パーキングブレーキ&ホールド」を初採用。「次世代スマートアシスト」を搭載し全車標準装備とする。コーナーセンサー(フロント4個/リヤ4個、接近お知らせ表示付)も全車標準装備。トヨタの先進技術といえば、「Toyota Safety Sense」であるが、ルーミー/タンクは設計および開発・生産をダイハツが行っているため「次世代スマートアシスト」が採用される。
新型 ルーミー マイナーチェンジ スペック
スペック | 新型 ルーミー | |
---|---|---|
全長 | 3,700〜3,705mm | |
全幅 | 1,670mm | |
全高 | 1,735mm | |
ホイールベース | 2,490mm | |
エンジン | 1.0L 直3気筒 エンジン |
1.0L 直3気筒 ターボエンジン |
最高出力 | 51kW(69ps)/ 6,000rpm |
72kW(98ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 92Nm(9.4kgfm)/ 4,400rpm |
140Nm(14.3㎏m)/ 2,400-4,000rpm |
トランスミッション | CVT | |
WLCTモード燃費 | 16.8-18.4km/L | 16.8km/L |
価格 | 1,556,500〜 2,090,000円 |
1,864,500〜 2,046,000円 |
新型 ルーミー マイナーチェンジ 価格 グレードについて
モデル | エンジン | 駆動 方式 |
価格 (10%) |
---|---|---|---|
カスタム G-T |
1.0L 直列3気筒 DOHC ターボ |
2WD | 2,046,000円 |
カスタム G |
1.0L 直列3気筒 DOHCエンジン |
2WD | 1,914,000円 |
4WD | 2,090,000円 | ||
G-T | 1.0L 直列3気筒 DOHC ターボ |
2WD | 1,864,500円 |
G | 1.0L 直列3気筒 DOHCエンジン |
2WD | 1,743,500円 |
4WD | 1,919,500円 | ||
X | 2WD | 1,556,500円 | |
4WD | 1,732,500円 |
トヨタ 新型 ルーミー / タンク カスタム マイナーチェンジ 次世代スマートアシスト採用 2020年9月15日発売
ダイハツ 新型 トール / トールカスタム マイナーチェンジ 次世代スマートアシスト採用 2020年9月15日発売
新型コンパクトSUV トヨタ「ライズ」とダイハツ「ロッキー」
C-HR(CHR)の下のクラスとして位置づけられるコンパクトSUVである。 エクステリアは、新型「RAV4」などに採用されるアウトドア思考のデザイン、トヨタSUVの伝統を踏襲した力強く大胆なデザインとなる。プラットフォームはダイハツの「DNGAプラットフォーム」を採用。新型タントに続く「DNGA」第2弾となる。ディスプレイオーディオやカーナビゲーションとスマートフォンを接続するサービス「ダイハツコネクト」を採用。エンジンにはエンジンだがトール / トールカスタムに搭載される1.0L 直3気筒ターボエンジンを搭載し新開発トランスミッション「D-CVT」と組み合わせる。
全長3,995mm、全幅1,695mm、全高1,620mmと5ナンバーサイズに収めている。大径17インチタイヤまたは16インチタイヤを採用。最小回転半径は4.9~5.0mとした。更にダイナミックトルクコントロール4WDを採用。「LEDフロントシーケンシャルターンランプ(流れるウィンカー)」を上位グレード「X」に採用。
トヨタの先進技術といえば、「Toyota Safety Sense」であるが、ラッシュ後継モデルは設計および開発・生産をダイハツが行っているため新型タント/ タントカスタムに搭載された先進技術「次世代スマートアシスト」を採用する。
メーターにはフル液晶のディスプレイ「アクティブ マルチ インフォメーションメーター」を採用。ライズ専用9インチディスプレイオーディオを採用。SmartDeviceLinkとApple CarPlayに対応したアプリをディスプレイ上で操作することが可能。カーナビゲーションとスマートフォンを接続するサービス「ダイハツコネクト」を採用している。
最近はどうしても全幅1,700mm以下にすることがデザインなどの関係でオーバーしてしまい結果的に「3ナンバー」登録となる車種が多い。その為よりSUVというジャンルになると5ナンバーサイズの車種は限定される。現在販売されている車種ではスズキ「ジムニーシエラ」「クロスビー」だけである。そこに新たに「ライズ/ロッキー」が加わっている。
新型ライズ スペックについて
スペック | 新型ライズ |
---|---|
全長 | 3,995mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,620mm |
ホイールベース | 2,525mm |
エンジン | 1.0L 直3気筒 ターボエンジン |
最高出力 | 72kW(98ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 140Nm(14.3㎏m)/ 2,400-4,000rpm |
トランスミッション | CVT |
駆動方式 | 2WD/4WD |
最小回転半径 | 4.9m~5.0m |
タイヤサイズ | 195/60R17 |
WLCTモード燃費 | 18.6km/L(2WD) 17.4km/L(4WD) |
JC08モード燃費 | 23.4km/L(2WD) 21.2km/L(4WD) |
価格 | 1,679,000円~ 2,282,200円 |
新型ライズ グレード価格について
グレード | エンジン | トランス ミッション |
駆動方式 | 価格(10%) |
---|---|---|---|---|
X | 1.0L 直3気筒 ターボエンジン |
D-CVT | 2WD | 1,679,000円 |
4WD | 1,918,800円 | |||
X”S” | 2WD | 1,745,000円 | ||
4WD | 1,984,800円 | |||
G | 2WD | 1,895,000円 | ||
4WD | 2,133,700円 | |||
Z | 2WD | 2,060,000円 | ||
4WD | 2,282,200円 |
各社 5ナンバー サイズ クロスオーバーSUV 意外にないぞ!
トヨタ ラッシュ 後継 新型 ライズ コンパクトSUV 2019年11月5日発売
トヨタ 新型 ライズ 5ナンバーサイズ SUV 2019年11月5日発売
トヨタ 新型 ロッキー 5ナンバーサイズ SUV 2019年11月5日発売
トヨタ「パッソ」とダイハツ「ブーン」
トヨタは3代目新型「パッソ」のフルモデルチェンジを行い2016年4月12日に発売した。新型パッソが発売されると同時に新型ブーンも発売される。そして今回からダイハツによって企画。
2018年10月10日に2年半のタイミングでマイナーチェンジを行い発売。「スマートアシストⅡ」から「スマートアシストⅢ」を搭載し全車標準装備とする。トヨタの先進技術といえば、「Toyota Safety Sense」であるが、ルーミー/タンクは設計および開発・生産をダイハツが行っているため「スマートアシストⅢ」が採用される。
トヨタ「パッソ」スペックについて
スペック | パッソ |
---|---|
全長 | 3,650mm |
全幅 | 1,655mm |
全高 | 1,525mm |
ホイールベース | 2,500mm |
エンジン | 1.0L 直列3気筒DOHC |
最大出力 | 51kW(69ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 92Nm(9.4kgfm)/ 4,400rpm |
駆動方式 | 2WD(FF) 4WD |
トランスミッション | CVT |
JC08モード燃費 | 28.0km/L |
価格 | 115万~165万円 |
トヨタ 新型 パッソ マイナーチェンジ マイナーチェンジ スマートアシストⅢを全車に標準装備 2018年10月10日発売
トヨタ 新型パッソ 特別仕様車「MODA“Charm”」2020年4月7日発売
スズキ「クロスビー」
スズキは新型ハスラーの軽自動車よりも排気量をアップさせた新型クロスビー(XBEE)軽自動車(660cc)よりも排気量をアップさせたモデルで1L 直列3気筒 VVTターボ「BOOSTERJET」とマイルドハイブリッドを搭載することになる。ターボエンジンとマイルドハイブリッドにより動力性能は1.5L 並みに高められている。4WD車には、力強い走りの「スポーツモード」、雪道やアイスバーンでの発進・加速時にタイヤの空転を抑える「スノーモード」の2つのモードを新たに採用。ぬかるみや滑りやすい路面での発進をサポートする「グリップコントロール」、急な坂を下る際に車速を約7km/hに維持する「ヒルディセントコントロール」の2つの機能と合わせて標準装備。発電効率に優れたISG(モーター機能付発電機)により、減速時のエネルギーを利用して発電し、アイドリングストップ車専用鉛バッテリーと専用リチウムイオンバッテリーに充電。加速時には、その電力を活かしてモーターでエンジンをアシストすることで、さらなる燃費の向上を実現するハイブリッドシステム。ISG(モーター機能付発電機)減速エネルギーを利用して効率よく発電。モーター機能を併せ持ち、発進後静かにエンジンを再始動させ、加速時にはモーターでエンジンをアシストする。専用リチウムイオンバッテリーモーターアシストに必要な大電流に対応。頻繁なアシストを可能にする。全車にマニュアルモード付パドルシフトを装備した。
全高はハスラーと同様に全幅や全長を伸ばしそれに伴いホイールベースも若干伸びると思われる。全長:3,760mm (3,395mm)、全幅:1,670mm (1,475mm)、全高:1,705mm (1,665mm)、ホイールベース:2,435mm (2,425mm)、最低地上高:180mm、乗車定員:5名。次世代軽量プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用し軽量化と高剛性を高めている。全車で同じタイヤ&ホイールを採用しタイヤサイズは175/60 R16 82Hだ。
新型スイフトや新型ワゴンRに採用された単眼カメラ+レーザーレーダーの強みを活かして危険を回避する。フロントガラスに設置した単眼カメラとレーザーレーダーの2種類のセンサーで前方を検知するシステムを採用。
スズキ クロスビー スペックについて
スペック | 新型クロスビー |
---|---|
全長 | 3,760mm |
全幅 | 1,670mm |
全高 | 1,705mm |
ホイールベース | 2,435mm |
エンジン | 直列3気筒 1L VVTターボエンジン |
最高出力 | 73kW(99PS)/ 5,500rpm |
最大トルク | 150Nm(15.3kgm)/ 1,700〜4,500rpm |
モーター 最大出力 | 2.3kw(3.1ps)/ 1,000rpm |
モーター 最大トルク | 50Nm(5.1kgm)/ 100rpm |
トランス ミッション | 6速AT |
駆動方式 | FF/4WD |
JC08モード燃費 | 20.6〜22.0km/L |
乗車定員 | 5名 |
スズキ 新型 クロスビー (XBEE) 5人乗りマイルドハイブリッド採用 2017年12月25日発売
スズキ 新型 クロスビー 特別専用色「スターシルバーエディション」2019年7月3日発売
フォルクスワーゲン 「ポロ」
フォルクスワーゲンは新型「ポロ」のフルモデルチェンジを行い日本では2018年3月20日に発売した。
フルモデルチェンジにより、歴代モデルで初めて4,000mmを超える全長となる。(旧型モデル全長3,995mm)、全幅も1750mmと(旧型+70mm)となる これにより、旧型モデルよりも広い室内空間を得ると共に、ホイールベースも延長され乗り心地も良くなる。新型ポロは新型ゴルフよりも全長はおよそ100mm短いが室内空間はほぼ同等となる。更に、軽量設計の「MQB A0 プラットフォーム」を採用し、高い衝突安全性と重量の削減を最大70kg行う。更に、旧型モデルには3ドアがあったが新型は5ドアのみの販売となる。直列3気筒DOHC 1.0L ターボエンジン最高出力70kW(95PS)/5,000-5,500rpm、最大トルク175Nm(17.9kgm)/2,000-3,500rpm、トランスミッション
7速デュアルクラッチ”DSG”JC08モード燃費19.1km/L。
フォルクスワーゲン 「ポロ」スペックについて
サイズ | 新型ポロ |
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全長 | 4,060mm |
全幅 | 1,750mm |
全高 | 1,450mm |
ホイールベース | 2,550mm |
エンジン | 1.0L 直列3気筒DOHC ターボエンジン |
最高出力 | 70kW(95PS)/ 5,000-5,500rpm |
最大トルク | 175Nm(17.9kgm)/ 2,000-3,500rpm |
トランスミッション | 7速デュアルクラッチ ”DSG” |
JC08モード燃費 | 19.1km/L |
価格 | 2,098,000円〜 2,650,000円 |
フォルクスワーゲン 「ポロ」価格 グレード
グレード | 価格 |
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TSI Trendline | 2,098,000円 |
TSI Comfortline | 2,299,000円 |
TSI Highline | 2,650,000円 |
フォルクスワーゲン 新型 ポロ フルモデルチェンジ 6代目 全長4,000mm超 日本 2018年3月20日発売
アウディ「A1スポーツバック」
アウディは新型A1のフルモデルチェンジを行い日本では2019年11月25日に発売する。価格:365万円〜391万円。新型A4やA3とフェイス共通化させ、マトリックス LEDヘッドライトの設定やリアバンパーなどのデザインも変更。最新の安全運転支援システムやエマージェンシーブレーキなどを採用する。フォルクスワーゲン新型ポロにも採用の軽量設計の「MQB A0 プラットフォーム」を採用し、高い衝突安全性と重量の削減を最大100kg行う。ポロと同じく車体サイズを拡大した。
先代モデルに比べ全長55mm長く、全高が10mm高く、ホイールベースも95mm延長された。バーチャルコクピットの最新バージョンを採用。デジタルメーターは10.25インチ。多機能ステアリング・ホイール、助手席側に特徴的なエアベントを備えている。10.1インチのディスプレイを備えた「MMIナビゲーションシステム」システムを装備。それ以外にもAndroid AutoとApple CarPlayのサポートと2つのUSBポートを提供する接続パッケージもある。
Audi A1 Sportback 25 TFSIは1.0L 直列3気筒DOHC直噴ターボエンジン、最高出力70kW (95ps)/5000rpm、175Nm(17.9kgm)/2,000-3,500rpm、トランスミッション
7速デュアルクラッチ、JC08モード燃費16.3km/L。
サイズ | 新型A1 sportback |
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全長 | 4,040mm |
全幅 | 1,740mm |
全高 | 1,435mm |
ホイールベース | 2,560mm |
エンジン | 1.0L 直列3気筒DOHC ターボエンジン |
最高出力 | 70kW(95PS)/ 5,000-5,500rpm |
最大トルク | 175Nm(17.9kgm)/ 2,000-3,500rpm |
トランスミッション | 7速デュアルクラッチ |
JC08モード燃費 | 16.3km/L |
WLTCモード燃費 | 15.2km/L |
価格 | 2,940,000円〜 3,510,000円 |
アウディ 新型 A1スポーツバック フルモデルチェンジ 2019年11月25日発売
まとめ
上記で説明した通り排気量1.0L以下であれば税金が安い上にどれも軽自動車よりも大きい車種で余裕ある走りを可能とした車種である。車両価格も200万円以下が多く、軽自動車と車両価格でそこまで差がでない。軽自動車を購入することを検討している人は是非1.0L以下の車種も検討材料に入れて頂くことをおすすめする。