トヨタは、2023年9月6日13時30分より新車発表会を実施すると2023年8月30日発表した。合わせてティーザー画像を公開したが、白い手袋をはめた人がドアを開けようとしており、更に後ろからのデザインを見る限り間違えなく噂されている「センチュリークロスオーバー」であることは間違いない!現時点で予想される内容を改めてまとめてみました。
トヨタ 新型「センチュリー クロスオーバー」正式発表 について
プレゼンテーションはトヨタ自動車株式会社 取締役・執行役員 デザイン領域統括部長 Chief Branding Officer Simon Humphries(サイモン・ハンフリーズ)氏が行う。ライブ中継は当サイトのほか、公式YouTubeチャンネルでも視聴が可能となっている。
なんと「センチュリー クロスオーバー」の発表は新型「アルファード」「ヴェルファイア」の記者会見の最後に突然説明された。サイモン・ハンフリーズ氏は「究極のショーファーカーであるセンチュリー。そのセンチュリーさえも、大胆に変えようと、すでに動いている。年内にはトヨタのショーファーシリーズに新たなエディションが加わる。」と伝えられた。
12分17秒から見てもらえれば内容が確認できます。事前予告を入れてくるところは非常に力を入れていると感じられる。そして同時に日本発売が確実ということになるだろう。
トヨタ 新型「センチュリー クロスオーバー」について
新型「センチュリー クロスオーバー」は第二世代「TNGA(Toyota New Global Architecture)「GA-Lプラットフォーム」」と呼ばれる新開発のプラットフォームとフロントとリアにはマルチリンク式サスペンション「AVS機能付電子制御エアサスペンション(車高切替機能付)」搭載。滑らかで上質な乗り心地を実現する。「センチュリー クロスオーバー」には高度なレベルで充たす、新開発のプラグインハイブリッドシステム“THSⅡ Plug-in”を搭載。3.5L V6エンジン+モーターに無段変速機、ダイレクト4全輪駆動システムを搭載。総合最高出力406hp (303kW/412PS) 。加速時には、高出力モーター+パワーコントロールユニットの働きにより、豊かなパワーと力強いトルクを静かに発揮する。モデルの電気のみでの航続距離は53kmと予想される。昼間自転車・夜間歩行者検知可能な次世代「Toyota Safety Sense」を採用する。
▼詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→最上級SUV トヨタ 新型「センチュリー クロスオーバー」の予想CG これは本当に発売される
トヨタ 新型「センチュリー クロスオーバー」エクステリアについて


全長やホイールベースは伸びやかで重厚感あふれるスタイルとした。プロジェクター式ヘッドランプ3灯とLEDアレイAHSを一体化したヘッドランプを採用。リヤコンビネーションランプは、「和の光」をイメージとした線発光する立体的なレンズを採用。象徴となるフロントセンターの「鳳凰」エンブレムは、工匠が金型を約1カ月半かけて丁寧に手で彫り込み、躍動する翼のうねりや繊細な羽毛の表情を鮮やかに描き出し。



トヨタ 新型「センチュリー クロスオーバー」インテリアについて
ロングホイールベースとし後席スペースを重視、乗員の膝まわりや足元に十分なゆとりを提供している。中央アームレストにタッチ式液晶マルチオペレーショナルパネルを設定し、シートや空調、オーディオの音量など集中操作が可能。ライティングテーブル、読書灯、大型ディスプレイ付リヤシートエンターテインメントシステム、20スピーカープレミアムオーディオなど、ビジネスからプライベートまであらゆるシーンに対応できる快適装備を採用。






トヨタ 新型「センチュリー クロスオーバー」予想スペック
スペック | 新型センチュリークロスオーバー |
---|---|
全長 | 5,435mm |
全幅 | 1,980mm |
全高 | 1,505mm |
ホイールベース | 3,090mm |
エンジン | 3.5L V6エンジン+モーター |
最高出力 | -kW(-ps)/-rpm |
最大トルク | -Nm(-kgm)/-rpm |
モーター最高出力 | -kw(-ps) |
モーター最大トルク | Nm(-kgm) |
システム最高出力 | 406hp (303kW/412PS) |
ミッション | 電気式無段変速機 |
駆動方式 | FR |
WLTCモード燃費 | 12.0km/L |
価格 | 約2100万円 |
トヨタ 最上級SUV 新型「センチュリー クロスオーバー」をラインナップする理由はあるか?
トヨタの現時点でのSUVラインナップはコンパクトモデルでは「ライズ」「ヤリスクロス」「C-HR」ミドルクラスでは「カローラクロス」「RAV4」「ハリアー」「クラウンクロスオーバー」ラージクラスでは「ランドクルーザープラド」「ランドクルーザー」をラインナップする。トヨタは他社よりも現在多くSUVラインナップを抱えているがここに新たに「センチュリークロスオーバー」をラインナップする価値があるのか?
ラージクラスにはクロスカントリーSUVしかない
先ほどラインナップをそれぞれ紹介したが、実はトヨタのラージクラスのSUVモデルは全てクロスカントリーSUVでありボディ構造はラダーフレームを採用した「(GA-Fプラットフォーム)と呼ばれる新開発のプラットフォームをベースにラダーフレームを採用」砂漠や岩場などの未舗装路を走ることが念頭に置かれて開発された悪路走破性に適したモデルである。つまり、大きくはSUVではあるが、現代の多く認知されているクロスオーバーSUVの様な。多くの乗用車と同様にモノコックボディを採用し、乗り心地や静粛性も高く、ハイブリッドシステムを搭載するようなラージモデルが存在しない。
プラットフォーム | トヨタ |
---|---|
GA-B プラットフォーム | アクア |
GA-B プラットフォーム | ヤリス |
GA-B プラットフォーム | ヤリスクロス |
GA-B プラットフォーム | シエンタ |
GA-B プラットフォーム | GRヤリス |
GA-C プラットフォーム | プリウス |
GA-C プラットフォーム | プリウスPHV |
GA-C プラットフォーム | カローラスポーツ |
GA-C プラットフォーム | カローラツーリング |
GA-C プラットフォーム | カローラ |
GA-C プラットフォーム | C-HR |
GA-C プラットフォーム | カローラクロス |
GA-C プラットフォーム | ヴォクシー |
GA-C プラットフォーム | ノア |
GA-K プラットフォーム | カムリ |
GA-K プラットフォーム | アバロン (日本未発売モデル) |
GA-K プラットフォーム | RAV4 |
GA-K プラットフォーム | RAV4 PEHV |
GA-K プラットフォーム | ハリアー |
GA-K プラットフォーム | ハリアーPHEV |
GA-K プラットフォーム | ハイランダー (日本未発売モデル) |
GA-K プラットフォーム | シエナ (日本未発売モデル) |
GA-K プラットフォーム | アルファード |
GA-K プラットフォーム | ヴェルファイア |
GL-F プラットフォーム | ランドクルーザー300 |
GL-F プラットフォーム | タンドラ (日本未発売モデル) |
GA-L プラットフォーム | クラウン |
GA-L プラットフォーム | MIRAI |
GA プラットフォーム | グランエース |
e-TNGA プラットフォーム | bZ4X |
ベースはGA-Lプラットフォームとなるが、クラウンシリーズを超える豪華な仕様となることは間違いない。
TNGA | トヨタ | レクサス |
---|---|---|
GA-B プラットフォーム | ヤリスクロス | LBX |
GA-C プラットフォーム | C-HR | UX |
GA-K プラットフォーム | ハリアー | NX |
e-TNGA プラットフォーム | bZ4X | RZ |
GA-K プラットフォーム | ハイランダー | RX |
GA-K プラットフォーム | グランドハイランダー | TX |
GL-F プラットフォーム | ランドクルーザープラド | GX |
GL-F プラットフォーム | ランドクルーザー300 | LX |
GA-L プラットフォーム | センチュリー クロスオーバー | – |
新たな「最上級SUV」として「センチュリークロスオーバー」のポジションは?
ここまで色々考えてきたが、現行3代目「センチュリー」をベースにしたSUVではない可能性がありそうだ。現行センチュリーはプラットフォームは、トヨタ最新のTNGAではなく、4代目「レクサスLS」(ロングボディ車)用を新型センチュリー用に最適化させたものを採用しており、現在のTNGAプラットフォームを採用していない車種をSUV化するのはすこし不自然である。モノコックボディで最上級モデルであれば「GA-L プラットフォーム」を採用する流れが自然な流れであると思われる。最後に結論としてトヨタ車ではラージサイズのクロスオーバーSUVに空きがあることは確かなので十分、最新の「最上級SUV」がラインナップされる意味がある。
▼詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→トヨタ 話題の最上級SUV 新型「センチュリー SUV」は本当にあるのか?色々と考えてみた